犬と共に歩く

本作は第1回カクヨム短歌・俳句コンテストに「一首部門」で参加なされていらっしゃると想像いたします。

それでも、歌を順に読んでいくと一連の流れがあることが分かります。それは何かの縁で出会った犬との絆を深めていく日々。

「連作部門」でないことは少々もどかしいです。ただ、そのことは各々の歌の価値をおとすものではありません。きちんと一首ごとに自立しつつ、歌がつながっています。

描かれる心情はとても優しいです。人は優しい人を見ると自分も優しくなれます。読んでいくうちに穏やかな気持ちになれる歌です。

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