第21話 惜別

惜別


別れはいついかなる時も寂しいものである。

だけど今回の別れは大丈夫。

今まではあまりにも死別が多すぎたのだ。きっとこれが普通の別れ。

だけど私は、すごく幸せに感じている。私に居場所を与えてくれて・・・・・・罪深い私に優しくしてくれた皆が、私がいなくなって寂しいと思ってくれる人がいるということが嬉しくてしょうがない。

守っていこう。守り抜こう。

例えこの身が赤く染まり切ろうとも、私は皆がいる限り私で在り続けることができるから!


五代は本部に戻り、一通りの挨拶を職員の人たちと交わしていた。

そこには泣きながら別れを惜しむサングラスをかけた白衣の職員たちもいた。

白衣にサングラスの組み合わせというものはかなり斬新だが、正直あっているような気がしない。

それにあの人たち、如何にも昔はヤバそうなことをしていましたと言われても違和感のなさそうな人たちだ。

五代ともよく話しているのを見ていたが組織に入る前から何か縁があったのだろうか。

前に旦那には借りがあるとも言っていたし、どこか訳ありなのだろう。

まあ、俺も経歴を辿っていけば名前は覚えてないわ災害孤児だとか、なかなかな過去を持っているが。


「五代さん!」

本部に息を切らしながらやってきたのはチヨだった。


「おお!チヨ!どうした、息を切らして」

そう言ったのは俺ではなくチヨだった。五代がいなくなることを先ほど伝えたので急いで来たのだろう。


「どうした。じゃないですよ、五代さん!何も言わずにいなくなろうとするだなんて」



「すまない、チヨ。勉強を頑張っている君を邪魔したくないと思ってしまってな」


「いやいや!勉強も大事ですが勉強以上に大切なこともありますよ!」

それはそうだ。

チヨにとって勉強も大事ではあるがそれと同時に、いやチヨの言う通りそれ以上に大切なものだって存在する。

そういったことをわきまえているチヨは流石だなと保護者ながら感心する。


「行ってしまうんですか?五代さん」

チヨはすごく寂しそうな表情をしている。出会った時からとても仲が良かったからな。

それも五代の人の良さとチヨの人懐っこい性格が結んだ縁なのだろう。


「うん、行ってくる。私にしかできないことをやるためにね」

安心させようとするためにか、五代はチヨの頭にポンと手を置いて撫でる。

チヨの寂しげな表情が少し和らいだように見えた。

しかしこう見ると本当に仲がいいな。というよりも、本当の姉妹みたいだ。

なんか、またしても取り付く島もない感じがする。

それにその手の位置は俺の定位置なわけで。

おまけにチヨが嫌がらず、和らいだ表情をしている。


何だこれ?俺はやきもちを焼いているのか?

そんなこと思っていると、チヨはこちらを向いては何故か嬉しそうな顔をする。

何だその顔は!?なんでそんなにこっちを見てニヤついているんだ!?


「おっと、アルトに悪いことをしてしまったかな」


「・・・・・・別に」

五代も俺の方を見てしてやったりというような顔をする。

だから、何故二人とも俺の方を見て意味深長な表情を浮かべるのかね!?

五代はチヨの頭から手を下ろし、壁に立てかけていた太刀を持つ。


「アルト、一つ頼みがあるんだがいいか?」



「そんで、頼みってのが、これかいな」

俺は五代と二人っきりでデート!

・・・・・・なんて浮かれたものではなく、訓練室に入っていた。

それもこの組織内で一番頑丈な部屋。


「いいか。二人とも!部屋はどうでもいいがお互いにけがはしてくれるなよ!」

旦那の声が放送で流れてくる。


「了解だ、龍治。部屋を貸してくれたことを感謝するぞ」


「これぐらい構わないさ」


「本当に、龍治には借りを作ってばかりだな」

そう言った五代の口元は微笑んでいるようだった。


「チヨ、アルトを少しばかり借りるぞ」


「お構いなく!やっちゃってください!」

おいおい、せめて俺のことも応援してほしいな!

五代が深く呼吸を吐く。


「さあ、いざ参る!覚悟しろアルト!」


「なんかガチの戦闘モードに見えるんですが、五代さん!?」

五代は赤い龍玉を胸元にかざす。

俺は右手に金色の力を解放し、胸元にかざす。

訓練室から、二つの光が炸裂した。

一方からは深紅の誇り高き輝き。

もう一方からは人類の希望たる七色の光。

五代はいつもの軍服のような黒のコートに紅の髪をなびかせてこちらに向かってくる。

その太刀は訓練中に竹を切っている場面しか俺はまともに見たことはない。

おまけに俺たちの初陣でそのきらめく太刀は儚くも折られその役目を果たしたかのように思えた。


しかし、五代は抜刀した。勿論出てくるのは柄だけ。


なんて思った俺が浅はかだった。

柄がかつてその美しい刀身を支えていた部分からは赤い光が疾走っている。

そしてその光と共に刀身が姿を現す。

抜刀での居合。懐に入られたら則終了だ。

俺はすかさず後ろに下がって躱し、距離をとる。

色の力を纏っている以上、食らえば金の力でもどうなるか。

鞘から解放された刀身は磁石のように浮いている。

赤い光にその身を任せながら、お前を切り裂かんと空を舞う。


「おいおい、どんな作りしてるんだ、その太刀?なんか砂鉄を思い出すぞ」


「アルト、これはお前がヒントを与えてくれたんだ」


「あ、そうなの?全然、身に覚えがないんだが?」


「モグラとの戦いを覚えているか?あの時私は刀が折れていると知らずアルトに渡してしまった。その時アルトは刀身だけに力を流し、それを投げてまるで爆弾のように扱っていた。おまけに刀身には傷一つなくな。それで思ったんだ。刀身に力を流し込めば、自分の思うように操れるんじゃないかって」


・・・・・・発想が奇想天外すぎるだろ。

刀が折れて普通に扱えないので、操ってみますとか。そのうえでできてしまうんだよな。

コイツは本当になんというか、人よりも着眼点がすごいというか、独特の感性というか。

一言で言ってしまえば、天才である。


「おうおう、思いついたことを実際に活かせるようになるまでになるたぁ、やるじゃねーかよ!」

俺は身構える。

五代も太刀を抜刀しながら構える。考えても仕方ねぇや。

まずはあの太刀の機能を失わせるためには手から力を流し込んでいる柄を放す必要がある。


それなら・・・・・・!

次は俺から五代に距離を詰める。

五代は柄を持ちながら、さながら鞭のように太刀を振るう。

元々、人の身長よりも長い太刀だ。

間合いに入るのも正直しんどい。俺は金の力を使って高速で動く。

五代の太刀が俺ではなく俺がさっきまでいた空間を切り裂く。


「何!?」

勿論初お披露目の技だ。

何せ俺も今思いついたのだから。

すかさず俺は五代の後ろに回り、持っている柄を放させようと五代の手に手刀をする。

しかし、その手刀は当たらなかった。

躱されたのだ。

そして五代は両手を床に着け、身体の重心と頭を低くする。

赤い光を足に宿して俺の腹部に蹴りを入れてきた!


「グッ・・・・・・」

俺は壁寸前までその蹴りの勢いで飛ばされる!


・・・・・・何とか立った姿勢を保てたけど、中にすげー響く蹴りだ!


「さすがだ、アルト!この太刀の弱点をすぐさま見抜いた上に、蹴りを食らっても平然といられるなんて」

いや、全然平然としてないです。衝撃がすごすぎて食べたおやつ吐きそうなんですけど!


「しかし、迂闊に飛びついてきたのが仇となったな。忘ていたか、私は剣術の他にも空手もやっていたことを!」


「ああ、すっかり忘れてたぜ。でも、今の蹴りって空手じゃなくて躰道じゃね?」


「そうだ、戦闘に使えると思って練習していた」

多才すぎるだろ!

相手は本物の武術家。剣術に多様な体術。

一方こちらは元ヤン気取りの小心者。理由はあれど、人を殴ったこともろくにない。

受け流したり、躱すのが精いっぱいだ。

普通の近接戦では間違いなくこちらが不利だ。


「じゃあ、こいつならどうだ!」

俺は床を殴りつけ、その衝撃で生じた煙を金の力で倍増させる。


「煙幕か!?」


「ああ、今後こういったことをしないと勝てない敵が現れるかもしれないからな。考えておいたのさ」

俺は五代の懐を目指して走る。五代は気づかない。

気配を分散するためにものを運ぶときに作る泡のようなものを周囲にばらまいておいたからだ。

そちらに気を持っていかれた瞬間に!


「もらった!」

俺は右手を突き出す!

勿論殴りたくないので掌でおし出すように!

だが、その手も当たらない。

五代は左肘と左膝を使って俺の右手首を挟み込んだ。


「はっ、マジかよ」

あまりに速すぎる対応につい笑いが出てしまいそうになる。


「赤の力、私が使用できるのは身体強化とそれを物に流し込むことができるだけだ。傍から見ればさほど華もなければ絢爛さもない。だが、私に限ってはこの力を最大限に発揮できる!」

五代は右手で俺の頭の何かを握る。


・・・・・・あれ?これって角握られてね?

何も感覚はないけど、なんか違和感がある。

五代は角を握るや否や俺を持ち上げ、左手ももう片方の角を持った。

そして、振り回し始めた。


「ちょいちょいちょい待て待て待て!怖いんだけど!めっちゃ怖い!昔公園にあったあのグルグル回るやつの何倍も怖え!」

怖すぎる!自分の意志に関係なく身体を振り回されるだなんて恐ろしい経験をしてしまった。


「アルト」


「なんだよ!」


「私は、お前や飛月と一緒に戦っている時はほとんどお前にまかせっきりだった。だから、アルト。お前に私の実力を知っておいてほしかった。お前相手でも私はここまでやれる。

だから・・・・・・心配しないでくれ」

五代、お前さんはそのために俺と・・・・・・


「ああ、わかったよ。五代はめちゃくちゃ強い。金の力相手でもやり合えるぐらいなんだからな」


「・・・・・・伝わったのならば、よかったよ」


「まあ、それはすごいことだしいいんだけどさ、そろそろ回すのやめてくれないか?いろいろ出てきてしまいそうで・・・・・・」

やばい、マジで吐く!食べたものとか、というか遠心力がえげつなさ過ぎて臓器も出てきてしまいそう!


「あ!そうだった!」

そう言って五代は回すのをやめた。

急に。それも手の力を緩めて俺の額から生えている角を放しながらである。

まあ、そんなことをすれば勿論俺の身体は飛んでいくわけでして・・・・・・


「急に止まった上に手を放す奴があるかァァァァァァァァ!!!」

俺は見事に物理法則に逆らわず、吹っ飛ばされ、壁に頭からめり込んだ。


『そこまで!満足したか五代?』


「ああ、とってもだ!」

とても嬉しそうな声が聞こえてくるが、表情を見ることはできない。

何故なら俺は生まれて初めて壁にめり込むことを体験しているのだから・・・・・・


「ありがとな、アルト。私のわがままに付き合ってもらって。」


「そうだねー、まさか壁にめり込む羽目になるとはこの方思っても見なかったよー」


「うう、すまない。私の力がアルトと戦えるぐらいだとわかったら嬉しくてな」

気まずそうに、だが恥ずかしさと嬉しさを合わせたような表情。

その顔は戦士の顔ではなく、一人の女の子の顔だった。


「また会いに行きますね、五代さん。お元気で」


「ああ、チヨもいろんなことがあるが頑張ってな」


「じゃあな、五代。達者でやれよ」


「あちらで、よろしく頼んだぞ」

俺に続いて、旦那が別れの言葉を言う。

ん、あちらでよろしく頼んだとは?


「まあ、身体は大事にしろよ」

飛月も若干照れながら別れの言葉を言う。


「ああ、みんなもな!また必ず帰ってくる!」

皆が別れを惜しんでいる。

どこかから若頭という声も聞こえてきたがまあ気のせいだろう。


・・・・・・

戦闘員は二人だけ。

旦那の話だと、龍女部隊は主に今まで俺たちが戦ってきた化物を戦うことを目的としているようだ。

こちらの負担は著しく減ることとなったが、新たな部隊に神輿を担がせる羽目になってしまった。

それを許してしまうほど俺たちは、人類は追い込まれているのか・・・・・・

何故やつらはやってきて、俺たち人間に牙をむくのか。

考えてもわかったものではないし時間の無駄であるかもしれないが、これがわからないと根本的な問題は解消することはない。

だけど、俺にできることは変わらない。

人類の存亡をかけて、日常を守るために!


「んじゃ、帰るかチヨ」


「はい、アルトさん」

俺は決意を固めながら、チヨと共に寮へ帰るのだった。


八咫烏に入り様々な事を知ることができた。

久々の信頼できる大人。

頼りになる仲間。楽しい日々に妹のような存在。

ああ、とても居心地の良いところだった。

さあ、これから私は新たな環境、新たな仲間と共に人類のために戦う。

そして、私は自分の居場所を守り続ける。


・・・・・・

八咫烏で様々なことを調べているうちに知ったことが二つ・・・・・・

今から15年前の災害で死んだと思われていた兄が生きている事。

名前と記憶を失っているらしいが、新たな家族と共に生活を営んでいるとの事。

それを知ることができただけで満足だ。

彼らに幸せな日常がありますように。

そしてもう一つ。

魔がさしていろんなものを検索し、たまたま政府機関内極秘の資料を見つけてしまったのだ。つい気になって閲覧してしまう。


・・・・・・それはこの国では禁書に該当するものだったらしい。

その秘密文書に記載されていた内容は,かつて人類を全滅寸前にまで追いやったという古代兵器の存在だった。

閲覧には制限がかかっており、一切の情報を見ることはできなかった。

この国は・・・・・・人類は一体どこにむかっているのだろう?


解読が終了し、内容の公開が可能と審査された神託


1,人、あまりにも勝手すぎる行いで、星、泣いているぞ。悲しんでいるぞ。星、人々を敵として定めたくないぞ。行いを振り返れ。さもないと、この世は楽園から地獄と化するぞ。


2,悪神、攻めてくるぞ。大きなラッパの音と共に攻めてくるぞ。悪神と共に蛇も来るぞ。色を持つ者よ、抑止の力を持つ者よ。どうか対応してくれ。食われてくれるな。


3,星、太古の時代から狙われているぞ。よう周りを見ておけ。食われる人多いぞ。恐怖に駆られすぎるなよ。食われるものは身体とは限らないぞ。心も食われるぞ。


4,人は星にとって資源だぞ。資源は資源らしくしておけよ。あまり自分第一になるなよ。痛い目見るぞ。


5,目を澄ましてものを見ろ。疑問に思ったことは素直に受け止めておけよ。批判怖いぞ。迫害怖いぞ。けれど自分の素直な気持ちは、光を生きていく上で重要だぞ。


6,蛇やってくるぞ。三度(みたび)星、食われるぞ。星、抑止を解放するも苦戦するぞ。人、互いに争い合っている場合ではないぞ。防いでくれよ。


7,あまり物事に振りまわされるなよ。嘘は災いを呼ぶぞ。


8,疑問は食われないためには確かに重要だぞ。しかし、疑い過ぎるな。疑いが過ぎる者は心の暗きところに邪が来るぞ。邪、自分も周りも苦しめるぞ。身も心も周りも見えなくなるぞ。


9,烏の動きに注目せよ。


10,赤、人々に力を与えるぞ。赤は命の源ぞ。血であるぞ。穢してくれるなよ。


11,橙、人々に暖かさをくれるぞ。いろんなものを創り出すぞ。大事にしろよ。寒いと人、身も心も参ってしまうぞ。物がないと人、生きにくいぞ。


12,黄、人々に光を与えるぞ、土台であるぞ。目を大事にしろよ。足を大事にしろよ。暗き道は蛇の道だぞ。気を付けろよ。


13,緑、人々に癒しを与えるぞ。自然は物質だぞ。癒され、癒してくれよ。


14,青、この星にいないぞ。悲しいぞ。青は心だぞ。精神だぞ。身体と心を繋いでくれるぞ。帰ってきたら丁寧にしてくれよ。


15,紫、人々に   を与えるぞ。人、これを呪いと言わないでくれ。乗り越えてくれ。物事の負の側面を見がちなのは人間、みな同じだぞ。意識、目覚めるときが来たぞ。  

を切り替えるときが来たぞ。

獣に堕ちた人、悪いがやり直しだぞ。負の心が表すものがその自分の身体だぞ。紫に侵されなかった光よ、どうか彼らを導いてくれ。

(空白箇所、解読不可能)


16,閲覧不可 八咫烏閲覧済み


17,閲覧不可 八咫烏閲覧済み


18,金、信仰せよ。しかし宗教にはするな。信仰と宗教は異なるものだぞ。金、星の抑止だぞ。支えてやってくれ。(ここから下の文章、解読不可)


19、解読不可


20,色、人を構成するものだぞ。人を構成するのは骨や肉だけではないぞ。魂もだぞ。魂の本質、見抜いてくれ。


21,急いでくれ。色の特徴を見抜かないと、後に辛くなるぞ。


ここから新たに解読された神託


22,道、誤るなよ。人の道を外れれば、そこは獣の道ぞ。踏ん張れよ。


23,獣、食らうぞ。心を食らうぞ。肉も食らうぞ。その獣、最後は滅びの食い物になるぞ。改心してくれ。昇華して人に戻れよ。


24,我らは星の子、人間で在るぞ。驕るなよ。人も神も同じだぞ。(ここから先解読不可)


25,星は学び舎だぞ。       学校であるぞ。ここが最終地点ではないぞ。学べよ。学べよ。(空白箇所解読不可)


26,龍は星の抑止だぞ。水だぞ。血だぞ。光だぞ。自然だぞ。恐れないでくれよ。蛇は龍ではないぞ。姿が似ているだけだぞ。


27,龍は人間を信じ、色を与えたぞ。己に課された役割、果たしてくれよ。


28,世界、始まりに攻めてくるぞ。終わりが近いぞ。


29,解読不可


30,傲慢、一番思い罪だぞ。根元だぞ。自らの行いを顧みよ。改心してくれ。


31,強欲、身を亡(ほろ)ぼすぞ。だが、進化には欲が必要だぞ。常に考えよ。抑えてくれ。


32,嫉妬、恐ろしいぞ。そのエネルギーは小さな幸せや気づきをも悉く壊すぞ。周囲をよく見よ。人の話に耳を傾けよ。自分を知り、信用にたる人に知ってもらえ。


33,怠惰、後悔するぞ。『何を思おうとも後の祭り』にならないように心がけよ。しかし、時には休めよ。極端になるなよ。この世は100か0では成立しないぞ。1も2も50もあっていいのだ。


34,暴食、キリがなくなるぞ。臓物を汚すのは肉体や精神を穢すのに等しいぞ。獣や畜生になるぞ。野菜食えよ。肉もある程度食えよ。感謝して食えよ。されば満たされるぞ。


35,憤怒、悲しいぞ。怒りは悲しみが根底にあるのだぞ。何が悲しいのだろうか。

なんで怒るのだろうか。原因を探り、解消してくれよ。


36,色欲、愛憎にならないようにせよ。人は愛を知るために生きているぞ。憎しみは道を外す理由だぞ。愛し、愛されてくれ。



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