下ネタの更に下に見え隠れする純粋なラブコメ

 初めは下ネタとツッコミ(ネタへのツッコミ)が面白くて読み始めましたが、ストーリーも読み応えあり、キャラも良く、実は純粋なラブコメとしてもとても面白い作品です。

 不快になる人はなるかもしれませんが、私個人的にはこの作品の下ネタに不快感は一切ありません。というのもやはり、凛城先輩がぶっ放し、誉がぶった切るという一連の流れが面白くも愉快で、笑顔を誘ってくれるからなのです。

 この作品の一番の魅力はやはり、作者先生の下ネタを編み出す柔軟な発想と登場人物の巧みな描き方が調和して生まれる、青春真っ只中のようなワクワク感でしょう。

 他には、頭空っぽの状態で読んでも楽しめる、というのも魅力ですね。

 たかが下ネタ。されど下ネタ。この作品を読めば、馬鹿馬鹿しさを愛せるようになるのかもしれません(諸説あります)