本作も舞台の描写がすばらしいですね。夢幻の世界と言うだけでなく、ラヴクラフトの作品に散見される古きニューイングランドの気配が感じ取れるような気がします。
その中で、アーマーとショットガンと魔法のステッキ（鋼鉄製）をまとって闘うソーニャちゃんのバトルも読みごたえがありました。
鋼の装備をふるうバトル系魔法少女も一般的になったジャンルですが、本作は描きかたが丁寧なせいか、いい意味でネタ性が抑えられてすっきりした印象を受けます。

雰囲気が凄く良かったです。