【第二回 その2】 マキナプロトコル

 後半です。よろしくお願いします!



【三話目】第3話 プロローグ(3)


 最初の段落、「焦る気持ちお押さえる」は“気持ち”ですね。


 もうハーモンドが出てくるだけで笑ってしまいます。このキャラ好きだわ笑


 ハーモンドはサラをどうするつもりでしょうか。ハーモンドの狂気に満ちた言動が光りますね。


 「ハーモンドの叫びはクレアよろめきながら~」、“クレア”ですね。



 何やらずっと気が狂ったような描写が続きますが、ハーモンドが何をしているのかまだ全くわからないですね。


 起きたサラ。腹を切られて抉られたのに、余裕ありそうですね。そして同様に腹を抉られたハーモンドも案外平気そう。この世界の人間は丈夫なんでしょうか。それとも今まで登場したレオ、サラ、ハーモンドが異常なだけ?

 彼らがどんな人間なのかがはっきりとしないので、なんとなく、狂った人とその被害者のいざこざを見せられている感じがしますね。答えが早く知りたいです。


 クレアもかなり頑丈そうですね。この一連の場面ですが、シリアスな空気感と思いきや、コミカルな描写が多い気がします。その理由は、全員のセリフがおしゃれというか、切羽詰まった様子を感じられないからです。あえて、面白おかしくシリアスな場面を描いているなら成功だと思います。



 クレア視点に変わりましたね。一人称視点はこの作品では初ですね。


 「なんらお菓子の事ではなかった」は、“なんらおかしな事では”の間違いですかね。


 途中で少しだけ、ですます調になるのは何か意味があるのでしょうか。


 「彼女といるとは私は心が癒されたし~」、“は”がいりませんね。

 「だけど官女だけは違う~」は“彼女”の間違いですかね。



 この第3話ですが、全体的に何が起こっているかよく理解できませんでした。


 私なりの解釈をすると、サラがハーモンドの実験もしくは生贄のような儀式によって殺されることが決まり、今までその実験 or 儀式の手伝いをしてきたクレアがサラを助けるためにハーモンドを裏切った。こんな感じでしょうか。


 次のエピソードで謎が明らかになるのでしょうか。



【四話目】第4話 プロローグ(4)


 あ、サラも何が起きているかわかってなかったんですね。それじゃあこれから明かされるのかな?


 レオが駆けつけましたね。「SIG496」で誰だかわかる表現が良いと思います。

 相変わらずグロい描写がうまい。



 第1話の冒頭と似たシーンが出てきましたね。なにか関係があるのでしょうか。


 ハーモンド退場。あっけなく終わりましたが、彼の目的は一体なんだったんだろう?

 6/18追記:自害したのはハーモンドではなく、レオと対峙し、弾をくらった男の方でした。私の勘違いです。ハーモンドさんには今後も活躍してもらいたいですね。私のお気に入りのキャラですので笑

 


 病院に向かう描写ですが、レオの焦りと、血まみれのサラを抱えた少年の異常さに人々が引いているということがよくわかる良い表現ですね。


 「銃口を向けると大人しくなくなった」のところは“大人しくなった”の誤りでしょうか。


 

 病院から出たレオ、彼の情緒が心配です。「やりたいことをやっている」とあるように、高級車に乗ったあとの彼は心から楽しんでいるように見えますね。サラがもう長くないと知って吹っ切れたのかもしれませんが、サラを思いやる気持ちよりも快楽が勝っているという心の状態に少し恐怖を感じました。


 ですが、この状況を作り出したのが今の社会だということを考えれば、彼らにシンパシーを感じる部分もあるのでしょうね。



 最後のセリフだけで構成された場面、簡単な会話でありながら情景が浮かんできました。個人的にはこのプロローグの全四話だけで見ると、とても悲壮感溢れるストーリーだと思いました。



 ***



 総括です! まだプロローグまでしか完成していないということもあってか、ふろしきをただ広げただけで、回収できてない部分が多いなと思いました。それによって、謎がどんどん多くなっていくので、設定を把握しきれなかったり、伏線を回収していくのが大変かつ、読者がそれに気づかない事態が起きるのではと危惧しました。   

 設定のつくり込みにはとても力を入れられていると思います。まだまだこれから展開されていく物語なので、追々わかっていくのでしょうね。


 後半のレビューが少し短めになったのですが、前半に読んだ二話と比べて、話が淡々と進んでいき、盛り上がりが少なかったのと、“ここからどう展開されるのかな”と待っていたらいつの間にか終わっていたということが多かったからです。


 蜘蛛型生物との対決で見せた眼の良さを、別のシーンで再登場させるなど、キャラクターの印象付けがもう少しあっても良かったかなと思います。


 また、誤字・脱字が散見されたので、その都度読むのに突っかかってしまいました。


 あとは度々言ってますが、グロい描写がお上手なので、この作品の暗い世界観とグッドマッチしていると思います!


 

 星ですが、まだプロローグが完結したばかりなので難しいですね……

 ここまでだけで判断するのなら、後半の盛り上がりがもっと欲しかったのと、気になることが多すぎて(おそらく伏線ですが)個人的にごちゃごちゃしてる部分がたくさんあるので、1.5というところでしょうか。


 神々とのバトルが見たいんだ! という読者には物足りなさを感じる構成かもしれません。



 補足事項や、「ここをもっと見て!」などありましたらコメントしていただけると助かります。



 今回は以上になります! ありがとうございました!

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