かはたれどきの丘陵に【第1回カクヨム短歌・俳句コンテスト短歌の部】

服脱いで 駆け出したい日もあるから、きっと。お月さまは昼にも昇る

「お天道様が見てる」って言葉好きです。以前、作品のタイトルにも使いました。（https://kakuyomu.jp/works/16816700427589404162）

　ただ、夜に昇るお月さまの視線はどうなのだろう？とも思います。お日さまが神に近いのなら、お月さまもそうだと思うのです。お日さまと違って、夜に空を巡り、ときには昼にも姿を見せるお月さま。

　お日さまのような激しさがない分、じっくり眺めることができて好きです。その上、ちゃんと夜を照らしてくれる。優しい神様。

　日光のような激しさがない分、罪悪感を感じるほどの視線ではなかったということなのでしょうか。私はお月さまの視線も何となく気になるのですけど。