クリスマスのサプライズなのです!
ここはデヴィル城、大広間。
来週のクリスマスの計画を立てるため悪魔達が集まっていた。エイエーンを楽しませるための案をみんなで出し合うのだ。
悪魔達はこの集まりを『エイエーンのためのエイエーンによるエイエーンのクリスマス会議』と読んでいる。長すぎる。
「今年のエイエーンのためのクリスマス何か案があるものはいるか?」
中央に立ち腕を組んで仕切っているのはエイエーンの祖父、モウスーグだ。
モウスーグの質問に真っ先に手を上げたのはデヴィル城の料理長、ライオン頭の悪魔のガオーウだ。
「
「食べたいが、大食いはまた嫌がれてしまうじゃろう、他に何か案はないか?」
ガオーウの意見を尊重しつつエイエーンの最近の大食い嫌いを考慮して却下した。
次に恥ずかしながら手を上げたのはキリン頭の使用人のクビナーガだ。
「
「それは楽しそうじゃが、プレゼントの内容次第では途中でやめてしまいそうじゃな……」
「そうですよね……難しいですね」
想像するととても楽しそうな企画だったがエイエーンは喜ばなそうなので却下。部屋を圧迫してしまい機嫌を悪くする可能性もある。
次に、「はいはいはい!」と元気よく、手を上げたのは鹿頭の手下のセンベーイだ。
「雪を降らせて
「今までにない面白い企画じゃが、エイエーンは寒いのが苦手じゃからのぉ、きっと凍えてしまいかわいそうじゃ……」
「ですよね……う~ん」
一番良い案だったが寒いのが苦手なエイエーンにはかわいそうだと思い却下。
それからは悪魔達、皆、頭を悩ませるばかりだった。
「何か、何かエイエーンを喜ばせる何かを……」
「そうだ! お爺様!!!」
「どうしたナガイーキよ! 何かいい案が浮かんだのか?」
何かを閃いたように声を出したのはエイエーンの兄のナガイーキだ。
「エイエーンに年齢分のコスプレをさせましょうよ! 4万7714着分のエイエーンのコスプレが見れますよ!! エイエーンもきっと喜びますし、俺たちも見たい!! ぜひとも見たぁああああい!!!!」
「お、おう、それはわしも気になるが……我欲が強過ぎて却下じゃな。それにエイエーンは絶対に嫌がる」
「く、残念だ……」
膝をつき落ち込むナガイーキ。そもそもコスプレならクリスマスにやらなくてもいい。もっとクリスマスらしい案を求めて再び頭を悩ませる。
「これなんてどうですか?」
悩み続ける悪魔達の中、手を上げたのはは白い雌兎の使用人のピョーンだ。
ピョーンは手下達の中では一番エイエーンと親しくエイエーンのそばにいる。なのでエイエーンが喜ぶ良い案を出す救世主になるかもしれないのだ。
このままピョーンは閃いた案を話した。
「うぉおおお! それは、素晴らしい! なぜ気付かなかったのか!!」
「モウスーグ様に喜んでもらえて光栄です」
声を上げてモウスーグが喜んだ。そのまま手下の悪魔達と肩を組み踊っている。上機嫌だ。
「これは本当に良い案だ!!」
「早速準備しようぜ~」
「今からワクワクしてきたぞ!!」
他の手下達もはしゃいでいる。それほど、ピョーンの案は良い案で今年のクリスマスのエイエーンを喜ばせる企画が即決された。
それからは全員が持ち場に付き、来週のクリスマスのために準備を開始し始める。
もちろんエイエーンにはサプライズにしておきたいので内緒で準備は進められていった。
そんな中、廊下を愛龍のクウチャンと共にスキップするご機嫌なエイエーンがいた。
「ランランラーン♪もうすぐクリスマース! 今年は何かな~? 去年は美味しいケーキを食べたし~、その前は欲しかったものもらえたし~、もっと前は旅行もしたっけ!! クリスマスは年齢とか関係ないから楽しみだ~ランランラーン♪」
エイエーンにとってクリスマスは大好きなイベントの一つだ。その理由として自分の年齢分の縛りがないからだった。先程の会議に出たように年齢分の何かをやるとなるとエイエーン自身に相当な負担がかかってしまう。
今まで、誕生日や節分などでもエイエーンは苦しめられている。そんな苦しみがないクリスマスはエイエーンにとって翼と尻尾が可愛く勝手に動くほど楽しみな日なのだ。
「楽しみ過ぎてヤバイ!! そろそろ準備も始まる頃だし、盗み聞きでもしちゃおうかなー!!! ランランラーン♪♪」
エイエーンは手下達の声がする部屋にこっそりと耳を傾けた。
「今年のクリスマスは年齢分か~、エイエーン姫きっと喜ぶなっ!!」
「ああ! でも準備が大変だよな、お互い頑張ろうぜ!」
手下達がちょうどクリスマスについて話していた。
「嘘でしょ」と、肩を落とすエイエーン。
年齢分って聞いてないぞ。嫌だ嫌だ嫌だ。こんなに楽しみにしてたのに。年齢分の4万7714回の何かをやって良かったって思うことなんて一つもない、全部、全部が大変なのに……
どうしてなんだ……まだ内容まではわからないけどきっと過酷なことに違いない。準備も大変とか言ってたし、私を喜ばすため大掛かりなことするに違いない。
楽しみにしてたのに……天国から地獄だよ……いや、私は悪魔だから
そのままエイエーンは肩を落としながら自分の部屋へと戻って行った。
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
クリスマス当日の朝。
「早くもクリスマスになってしまった……あぁ盗み聞きなんてしなきゃ良かったよ……この1週間不安で全然寝れなかったよ……」
「クゥウウ」
寝不足気味のエイエーンをクウチャンが心配そうな表情で見つめて小さな可愛い手を舐めた。
「あは、ありがとうクウチャン。私を励ましてくれているのね」
頭や首を優しく撫でてあげてお返しをするエイエーン。クウチャンも喜んでいる。
「さてと、今日はクリスマスだ。もし年齢分の大食い系ならいつものパターンでいくと朝から開始されるかもな……クリスマスだからケーキとかチキンか? 他にもプレゼントが年齢分あってそれを開封しなきゃいけないとか……なんか想像するだけでめまいがしてきた……」
ベットに倒れ込んみ足をバタバタとバタつかせてた。
そんな時だった使用人のピョーンが扉越しに声をかけてきた。
「エイエーン姫、お目覚めになられましたか? 今日は楽しみにしてらっしゃったクリスマスですよ」
「ねー今年のクリスマスは何をするの~?」
そのまま扉越しで会話をする二人。エイエーンは可愛らしい枕を抱きながらベットの上で女の子座りをしている。
そしてエイエーンが気になクリスマスの企画は……
「クリスマスの企画についてはモウスーグ様がまだ秘密にしてほしいとの事でしたので言えません。申し訳ございません。それでは、お掃除のため入りますよ~」
ピョーンが扉を開けた。どうやらクリスマスの企画内容はサプライズのためエイエーンには教えられないそうだ。
先週の手下との会話からしてとてつもない企画をやりそうで不安でいっぱいになる。
「では朝食の準備もできてますので冷めないうちに食堂へ。お顔を洗うのも忘れずに」
「は~い」
と、いつもの感じで顔を洗い食堂へとゆっくり歩きながら向かって行った。
「クウチャン絶対なんかあるって……」
「クゥウウ??」
「この扉を開いたら大量の料理が並んでるに違いないよ……みんなが一斉にクラッカーを引いて歓迎してくる……それで大食いの始まり……はぁ……楽しみだったクリスマスが……」
恐る恐る食堂の扉を小さな手で押して開ける。
大量のクラッカーが歓迎してくると思っていたが、そんなことはなかった。それどころかいつも通りの挨拶が飛び交う。
「エイエーンちゃんおはよう。クウチャンも」
「「エイエーン姫、クウチャン様、おはようございます」」
エイエーンの母親のトーワと手下達だ。
テーブルに大量の料理どころかちょっと豪華な料理がしっかり1人分用意されている。
「あ、あれ? 年齢分のチキンとかケーキとかじゃないの?」
「何言ってるのエイエーンちゃん。まだ寝ぼけているのね。可愛いんだから~」
そのまま自分の専用の席についた。
並べられていた料理はローストチキンとケーキなどクリスマスらしい料理ばかりでどれも美味しそうだ。このチキンとケーキのどちらかが年齢分の4万7714個ある想像をしていたせいでお皿が小さく見えてしまった。
そして「ふ~」っと、息を吐き自分の思い過ごしだったと少し安心するエイエーンだった。
「これで大食いはなくなった……あとはおじいちゃんが秘密にしたいってほどだから年齢分のプレゼントとかかな?開封するのめちゃ大変だ……」
チキンを豪快に持ちながら内容を明かされていないクリスマスの企画について推理し出した。
しかしその推理はすぐに間違いだと気付く。なぜなら食事を終えた手下達がプレゼントを渡してきたのだ。
「それでは私たちはクリスマスの準備がありますのでこれで失礼します。それとお食事中で申し訳ございませんが、これクリスマスプレゼントです。どうか受け取ってください」
「俺からもエイエーン姫に。どうぞです」
「クリスマスプレゼントです!!」
使用人のクビナーガと門番のコウーラ、さらに手下のセンベーイがプレゼントを渡してきた。
今、プレゼントを渡したということは年齢分のプレゼント開封が無くなったということになる。
「あ、ありがとう……どんな準備か知らないけど頑張ってね……」
納得がいかない様子でプレゼントを受け取る。プレゼント自体は嬉しいが年齢分の何かだと思っていたせいでずっと困惑している。
朝食が終わり3人からもらったプレゼントを開封してみると『大きなリボン』、『赤く輝く綺麗な石』、『鹿の立派な角』が入ってた。
よくわからないプレゼントもあるが嬉しいことには変わりない。
もしかしたら年齢分の何かをやること自体、自分の聞き間違いなのかもしれない。そう思うようになってきた。
けれどサプライズがあるかぎりまだ油断はできない。
そんな時、母親のトーワの一言で顔色が一気に青ざめた。
「あら、雪ね……パパかお爺様の黒魔法ね」
雪が降ってきたのだ。
暗黒界悪魔国家では黒魔法を使わない限り雪は降らない。雪を降らせるほどの黒魔法を使えるのはエイエーンの父親のイツマデーモンか祖父のモウスーグ。そして消滅してしまった祖母だけだ。
「やっぱり……なんかある。雪だるま……雪合戦……かまくら……」
雪から連想できることを思考するエイエーン。
年齢分の雪だるまを作ったのなら筋肉痛と疲労で倒れてしまう。
雪合戦でも年齢分の雪を投げることになってしまえば細く可愛い腕がパンパンに腫れてしまう。
かまくらでもそうだ。年齢分も作る必要なんてない。
でもどれもあり得る。そして想像したどれかになってしまった場合、バッドエンドコースまっしぐらだ。
「あはは……私寒いの苦手だからさ……外出たくないな~雪とかテンション上がんないなぁ」
「何言ってるのエイエーンちゃん。雪大好きでしょ~」
くぅうううう!!! 寒いのは苦手だけど雪は大好きだ! チクショーーー!!!
クウチャンにも雪遊びさせてあげたいし雪は本当は嬉しい!飛び跳ねたくなるほどテンション上がるってのに、いつもいつも自分の年齢に苦しめられてる……
「ほら、暖かい格好してお外で雪遊びでもしてきなさい。クウチャンも初めての雪でしょ~」
クソーーー断る理由がない。クウチャンを利用した計画か……私が外に出た瞬間に雪だるま作りがスタートするぞ……
そのままトーワの言う通りに暖かい格好をして外に出た。嬉しいが複雑な気持ちで心が不安定な状態だ。
それでも愛龍のクウチャンのためだと考えて心を落ち着かせた。
そして外に出た瞬間、エイエーンに声がかかる。
「おぉおおおわしの孫よ!! こっちじゃこっち!」
そこには、かまくらが一つ作られていた。おそらく祖父のモウスーグが作ったものだろう。そしてこの雪も降らせたのはモウスーグであろう。
「どうじゃ」と言わんばかりの表情で嬉しそうにエイエーンを呼んでいる。
もしかしたらこのかまくらは見本で私はこれを4万7714個作らなきゃいけないのか……
そんなことを想像し雪に足が取られながらゆっくりと歩いて行った。
「もしかしてこれ……」
年齢分作るの? と聞こうとしたが、言葉を全て聞かずに嬉しそうにモウスーグは答えた。
「そうじゃ!」
やっぱりそうか……今年はかまくら作りか……
「わしが作った自信作じゃ! 中は暖かいぞ! クウチャンも遊ばせてみい」
「あ、あれ? てっきり私も作らされるのかなって……」
「何を言っておるんじゃ、こんな大変な作業を可愛い可愛い孫にやらせるわけなかろう」
エイエーンも言葉を最後まで聞かず無駄に落ち込んだことを反省する。
ただのかまくら自慢のおじいちゃんだった。
とりあえず一安心したが、まだ安心はできない。大食いでもプレゼント開封でも雪関連でもなければ一体なんなんだ……これ以上は何もわからない……私は年齢分の何をやらされてしまうんだ……
考えてもわからない。なら、考えるだけ無駄だ。今はこの雪でクウチャンとパーッと遊ぼう!!
そのままクウチャンと雪で遊び続けた。初めての雪に大興奮のクウチャンは何かを見つけた。
「クゥウ!!」
「どうしたの? クウチャン……うわっすっごいリアルな氷像だ!」
そこには雪でできた兄のナガイーキの氷像が立っていた。
「いや、待てよ……リアルすぎないか……それに私たちが遊んでいた方角を見ているし……これってまさか!!!」
リアルすぎる氷像はエイエーンとクウチャンが楽しく遊んでいる姿を見て気絶してしまった本物のナガイーキだった。
悪魔族は氷漬けにされただけでは消滅したりしない。それに悪魔族最強の戦士なのでこれぐらいでは痛くも痒くもないだろう。なのでほっといても大丈夫だ。
エイエーンは呆れた顔をしたまま雪玉を氷像になった兄の顔面に投げつけた。
ただのストレス発散だ。
それからは何事もなく時間が過ぎていく。クウチャンとの遊びにおじいちゃんや手下達も混ざり最高の雪遊びができた。本当にこのまま何事もなく時刻は夕方になった。
暗黒界悪魔国家は1日中薄暗い世界だが地球と同じく1日は24時間なのである。それほど景色に差はないが悪魔族はなんとなく時間を感じ取っている。本当になんとなくだ。
そして夕食もちょっと豪華なクリスマス仕様の料理だったが大食い要素は一つもなかった。
このままクリスマスが終わってしまう勢いだがその時は突然訪れた。
「そろそろだ」と言って瞬間移動して何処かに行ったのは父親のイツマデーモンだ。
これはエイエーンにとって年齢分の何かが起きる前兆だ。
「パパは、どこに行ったの?」
恐る恐る母親のトーワに聞く。
「これからメインイベントよ~、エイエーンちゃん喜ぶこと間違いなし!!」
自信満々な笑顔が逆に怪しい。不安でしかない。
そしてそのまま、ママに連れられてパパの帰りを外で待つこととなった。パパだけではなくおじいちゃんもいなく、他の手下達も数が少ない。何が起きるというのだ?
ドドドドドドゴゴゴゴゴッゴゴ
急に地震のような地響きが響く。
「な、何、何が起きてるの??」
「クゥウウウ」
その震源地がデヴィル城にどんどんと近付いてきている。
もしかしたら大型の怪物が襲いにきたのかもしれない。それか神だ。神が大勢で攻めて来ているのかも。
今はパパもおじいちゃんもいないのに、ましては朝からお兄ちゃんは氷像になってるし、どうしたら……
そんな不安は雪のように一瞬で溶けて無くなった。
「メリ~クリスマ~ス♪」
そこには大樹を10本運んでいるパパとおじいちゃん、さらにデヴィル城の手下達がいる。
その後ろにはダークエルフの里のダークエルフ、邪精霊、ドワーフもいた。
地響きの正体は彼らだった。
しかしなぜ大樹を10本も運んでいるのかさっぱりわからない。
デヴィル城の敷地にでも植えるのか? それだったら私の年齢分、植えたりするかもしれない。
そんなことしたらデヴィル城が森に、いや、ジャングルになってしまう。
「我が孫よ! プレゼントじゃ!!」
おじいちゃんは一人で1本の大樹を持っている。さすがだ。
でも大樹をプレゼントされても嬉しくはない。
「エイエーンちゃ~ん、私もプレゼントですわよ~」
ダークエルフの里のワッフル姫が愛おしいものを見るような目で顔を赤らめながら叫んでいる。
体にリボンを巻いていて自分をプレゼントにしている。また泊まりの時みたいに変なことされたら嫌なので即返却だ。
そのまま10本の大樹がデヴィル城の前にそびえたった。
これのどこがプレゼントだと言うのだろうか……
すると突然、10本の大樹が光出した。
赤、青、黄色、緑、ピンク、紫、白、黒、いくつもの色が交互に点滅している。
「これがパパ達からのプレゼントだ」
その光に心を奪われていてパパが隣に立っていたことにすら気が付かなかった。
「これって……」
「クゥウウウ」
「イルミネーションでございます。1本の大樹にエイエーン姫の年齢分の4万7714球の電球がつけられております。大樹は10本ありますので合計で47万7140球の電球を使用しております」
色々と詳しい図書館のフクロウ館長が丁寧に説明をしてくれた。
私の年齢の10倍分のイルミネーション。
半透明に降っている雪にも反射してその輝きは素晴らしく綺麗だ。淡く光輝くイルミネーション。
なんてロマンティックなんだろう。クウチャンも見惚れている。こんなに大がかりに充備してくれたみんなには感謝しないと。
「すごい、すごいよ……こんなに綺麗なもの見たの初めてだ! 本当にありがとう! この日は忘れないよ」
「エイエーンちゃんも綺麗よ。私というプレゼントも受け取ってくださいませ~」
感動している横でべったりとワッフル姫がくっついてきた。暑苦しい姫だ。でも、嫌がるのもあれだし、今はこのままにしておいてやろう。
あぁ
やっぱり私はクリスマスが好きだ。年齢分の何かをされてこんなに心がときめいたのは初めてだ。
一生の思い出にしよう。みんなありがとう。
氷像になったお兄ちゃんにも見せてあげたかったな……
こうして47万7140球のイルミネーションサプライズは成功し最高のクリスマスをの夜を過ごしました。
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