第29話 チョコレートジャンキー (作者 小西 紫)

今日は好きなプールで泳いでいいよ


マヨネーズのプール

ケチャップのプール


透き通った黄色っぽい液体のプール

サラダ油か?

はぁぁ お酢だよ


どいつもこいも 酸っぱいじゃないの


チョコレートのプール


こいつなのか? こいつ一択なのか?


恐る恐る足をプールに浸す


バレンタイン間近

今日もパンツと靴下以外

繊維の奥

鼻の穴

指紋の一つ一つまで

チョコレートが染みわたる 


ああ

ついに夢にまで染み込んで来ちゃったよ


寝た気がしない 朝を迎える


食べるものがないので

チョコレートを食べながら

工場でチョコレートと過ごす そんな日々


それでもやっぱり 


チョコが好き



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当方の小説

「舌先三寸に覚えあり」50話記念コラボ企画。

主人公女性、小西 紫(コニー)による詩を掲載。

あちらのほうに書き下ろした詩は、ラストお菓子についてもう少し書き込まれたバージョンになってます。

良かったら覗いてみてください。ダイレクトに番外編の詩に飛べます。


https://kakuyomu.jp/works/16817330657176740967/episodes/16817330663148607267

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