雑草

貴方という人に贈る花言葉を

雑草に宿る魂を

ひたすらに戦うこの意識は

盲目になった私達への暗示であると

誰がわかったものか


薄めにしたジュースを

飲み干した時の

ぺらぺらとした満足感を

貴方に

味わって欲しくはないのだ


重厚感に満ち溢れた

その声の主は

貴方でも私でも神でもなかった

それは冒涜だ


なにもわからない

無知を知ることを恐れて

なにもわからなくなった私が

得るものなどたかが知れていようが


それでも歩もう

ただひたすらに歩もう

走ろう

全力に

無気力で

走ろう

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る