愚行

泣かない。

鳴かない。

啼かない。


愚か。

全ての愚行は感情の発作であると自己が示す。


滑稽孤高となく鶏が

締められ私は「それ」を食べる。


魂は身体に宿るものであり、自身に宿るものでは無いと

暗示されたこの手に何ができようか。


自覚するしかないのだ。

それこそ自覚なのだ。

私は字を書き自覚するのだ。


私が私であると誰が証明できたものか。

地球の自転に逆らって歩こうとも、私は私では無いのだ。


それは意思なのか、

志とはなにか、


問いかけるのだ。

ただ、

ひたすらに。


自身が守りたかったものは何か

私がめざしたかったものはこれか。


それでしかない。

それでしかないのだ。


「それ」でしか。

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