第10話 その勇者、魔法を教える
「
パチパチパチ〜
「おい、
「いや、でも歓迎されてるし。ほら。」
先日の
それに加えて、スズネの友達のクルミちゃんとミオちゃんも教えて欲しいというので、この部室を
「な、なにやってるのでし・・・」
「いや、だって
「そ、そうだお、
「意義なーし!」
もちろん、俺の分もだ。
「いや、真面目な話、俺はこの子たちから魔法を教えて欲しいと頼まれたんで、まさか寮の自室でって訳には行かないだろ?それに授業棟の教室は申請しないと使えないから・・・」
「で、なんで俺たちの部室が選ばれたんだ!」
「だって、ほら俺、男の知り合い少ないし・・・おすし?」
「
「いつでも来るンゴ」
「カワイイは正義!」
「よし!了解もえられた事だし、早速始めるか。加茂も、
「「「有り難き幸せ!」」」
「コイツら!」
・
・
・
「というわけで、今の説明を要約すると、この四つになる。ここ試験に出るからね!
1. 魔力は世界中いたる所に存在する
2. 魔法は体内に取り込んだ魔力を
3. 発動させる魔法は本人のイメージ次第
4. 本人の適正次第では、精霊魔法が使える
以上。ここまで、なにか質問はあるか?」
黒板に板書しながら説明する。
「はい、天霧先輩。魔力の
最初に手を上げたのは、スズネの友達のミオちゃんだ。
「うん、こればかりは実際に体験しないと分からないから、この後実習するよ。」
はい、分かりましたと礼儀正しくミオちゃんは答えた。
「他には?」
「ないわ。というより分からないとこが分からないって感じかなぁ〜。」
「よし、じゃあ体験して見ようか。
ところで加茂ブラザースの諸君。魔力循環を体験するにあたって、一つ注意すべきことがあるんだ。
今日ここに来た女子には、
「どんなことだ、天霧?」
「さっきも説明したが、この魔力を循環させるためには、そのための言わば魔力の心臓のような器官を魂に作らなければならない。これを魔導器官という。
それは一日で作れるものではなくて、それぞれの体質に合わせて何回かに分けて作って行くんだ。
それはつまり、自分の魂に手を触れさせることになるし、
君たちは、それを受け入れられるか?」
「天霧、その中等部の子たちも、危険を承知のうえで了承してるのか?」
「はい、理解したうえで先輩にお願いしました。」
「はい、私も同じです。」
「そうか。もし、それで新しい力が得られるのであれば・・・。こちらから頼む。天霧。」
以外にも、加茂が真っ先に受け入れるとはな。
そして加茂は、ブラザースの三人に、向かって・・・
「どんな危険があるかも分かりません。先輩方には、僕の結果をみてから・・・」
「見くびるなでござる。己の力を高められる可能性があるのならば、それから逃げるは男の恥でござる!」
「是非もなし!」
「ワイもやるンゴ!」
合鴨ABCなんて言ってごめんなさい!先輩たちかっこいいンゴー!
「かかったな!です。合鴨がネギを背負って団体で罠にハマったンゴ!です。」
・
・
・
「くっ、うぅぅぅ・・・ハァハァ、ううっ!」
「加茂、あともう少しだ・・・」
俺は加茂の胸の上に直接手を当てて、俺の魔力を流し込み魂の有り様を
「鴨は静かにしろ!です。お兄ちゃんは今、とても
スズネが小さな声で加茂を叱ってくれた。
「先輩!」「先輩。」
ミオちゃんとクルミちゃんが、俺の両脇で
この
加茂も頑張っている。スズネが継続して
「よし!加茂、頑張ったな!終わったぞ。」
「失神した」
フタバがそうこぼしたが、三十分も激痛に耐えたんだ。見直したよ。
加茂を先輩たちがダウンしているソファーに運んで座らせた。
先輩たちにも、急に意識を
魔導器官を魂に
「さて、目てのとおり、男子でもこれ程キツい施術だ。それでも君たちは・・・」
「ここまで来て、今更だよぉ、ユキトくん。男子でさえ頑張ったんだから、私は逃げないわ!」
「服、脱ぐ?」
「分かった。二人の意志を尊重するよ。」
「反応のでかたは、相性しだいなのです。皆さんなら、大丈夫なのですっ!」
「施術は、できる限り心臓の上を直接触った方がお互いに楽なんだが、女の子だから今着てる体操着で良いよ。」
四人とも顔を真っ赤にして俯いちゃった。ゴメンね。
「だが、いったん魂の中に俺の魔力を流し始めたら中断は出来ない。いいね、それだけは覚悟を決めたくれ。できる限りスズネがサポートする。」
「みんな、大船に乗った気持ちでドンと来い!なのです!」
「分かった。お願い。」
フタバはそう言って、運動着の上着を脱ぐと、下着姿で俺の前に座った。
む、むねの胸部装甲が・・・
「ん!邪心を感じた。
失敗したらお嫁さんにして。」
「「「きゃー!」」」
「ラスボスはコイツなのか?です!」
「ブラも取った方がよい?」
「いや、そのままで充分だ。」
「うん。優しくして・・・」
オン ビラビラ ケンビラ ケンノウ ソワカオン ビラビラ ケンビラ ケンノウ ソワカオン ビラビラ ケンビラ ケンノウ ソワカ
「じゃあ、始めるよ。」
そう言って俺はフタバの胸の上に両手を当てた。やわらけ〜
「うぅん」
やべー!フタバの心臓の鼓動が俺の手の平をビートするよお!
「これから魔力を流し込んで、フタバの魂にまとわりつかせるよ。止めるならここまでだ。ここから先は止められない・・・」
「やって、お願い。早く。」
ゴクリ。そおぉっっとフタバの胸の中に魔力を流し込んだ。
「んっ!・・・・・・ぁっん・・・んあぁっ!」
フタバの肌が熱い!
「よし、フタバ。いま君の魂を捕まえたよ。」
「ハァハァ、き、きてぇ、ユキトぉ〜」
魂の外殻をできる限り優しく突き破って、魔力の侵入口を確保しながら、フタバの魂の
「ああん!あっあっあっ・・・来る、ユキトが私の中に入ってくるーぅ!もっと!ユキト、お願い、もっとー!」
「よし!奥まで入った。これから奥に俺の魔力を貯めて、魔導器官の原型を作るよ。形が出来たらおしまいだ!がんばれ!」
「ああ――っ!んっあっああ!もっと、激しく、もっとちょうだい、ユキトぉ〜!」
絶叫とともにフタバは俺に抱きついてきた。フタバに力強く抱きしめられても、心臓の位置から両手を離すわけにはいかないので、しかたなくフタバの胸を強く握った。
「あ゛ぁぁーあん、うんっ、ああ゛あ゛っつ!」
「よし、頑張ったなフタバ!上質の魔導器官が君の中にできたよ!」
強く抱きついていたフタバだったが、突然身をひねって俺の唇にむさぼり着くようにキスをしてきた。深く深く絡み合いながら。
その動きで、フタバのブラがズレて、重い果実が俺の両手のひらにこぼれ落ちてきた!
「何これ、私もユキトくんとこうなっちゃうの〜・・・」
「相性が良すぎたのでっす!」
クルミちゃんとミオちゃんは、ペタンと床に女の子座りして、真っ赤になってうつむいてモジモジしてた。
その間も、フタバは俺の頭を両手で抑えて唇を離してくれなかった。
*************
【応援よろしくお願いします】
「面白かった!」
「続きが気になる!読みたい!」
「ユキトの今後はどうなるの?」
と思って頂けたら、
下の♡と☆☆☆から、作品への応援をお願い致します。
面白かったら★★★、つまらたかったら★、正直に感じた感想で大丈夫です。
また、+フォロー頂けると本当に嬉しいです。
作品作りの参考にいたしますので、何卒宜しくお願い致します。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます