月と太陽

君は月。


イギリスの物語では

恋愛はよく太陽と月で比喩されるけれど、

君は間違いなく月だ。


寂しく孤独な暗闇で静かに寄り添う

夜の月。


宝石を退色させる光じゃなくて

肌を焦がす光じゃなくて

満月の夜に白いベッドに写り込む銀色の光。


私がひとりで涙をこぼすとき

ただそこにいる静かな光。



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