第3話 妹、失踪?

私と妹は学校から帰ってきた後、おじいちゃんが経営している会社に遊びに行くときがある。


私はその時、おばあちゃんから箸の持ち方などの猛特訓を受けたり色々しつけられていた。


…そんな中…


『あれ?なっちゃん、いないね?』


妹はマイペースなので、いつの間にか、その場からいなくなる時が多い。


しかし、今回は本当に姿を消してしまったみたいだ…


みんなが青ざめた顔をして妹を探し始めた。

そんな中、私は色々と思い当たる場所を想像しながら…


(あ、あそこかも!)


と思い、友達の家まで駆け足で走っていった。


その友達の家には大きな犬がいて、私をみてジャンプしてくる!

のけ反りながらチャイムをならして、友達が出てくると…


…やっぱり妹がいた。


のんびり飲み物を飲んでいる妹を見て、


【やっぱりネコだ…】

と思った。


妹が帰ってきて、みんながほっと一息ついている様子を見ていた私はなんだかなぁ、と思いつつ空を見上げていた。


その空は…段々と暗雲が立ち込め始めていた。


(続く)

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る