case:2 ファンタジーは一切無し!(嘘)ステゴロのNTRに探偵は挑む(ヤラセあり)

序章〜空から落ちてくるのは幽霊か、隕石か、尾◯豊みたいなロッカーか、ロッカーホテルか

 カッカッカッカッカッ


ヒロ室長が大学から帰ってくる。

 それを迎えに行く貞淑な彼女の私、タツ。


 肩掛けのあるハイウエストの短パンみたいな上着にパンストとヒールのあるショートブーツを履いてお迎えだ。

 何故こんな服を着ているかというと、多分流島送りのNTR女、幼馴染のアイカの部屋から拝借した。

 アイカはタツの物は私の物とか抜かしていたからアイカの物も私の物という理論が通る。

 まぁ居ねぇからいいだろ…


 そしてお洒落をする必要があった…知り合いとは言え、元エロゲー会社時代の上司の息子、白座孫代…通称マシロっちが相談があると、つまり遊びに来るらしい。

 

 ウォークマンを片耳に入れて、安全に留意しエロゲーの音楽を爆音で流す。


「あ、今のオレ…イケてる女だな…」


 夜7時頃、夕飯でも食うらしい。

 キメキメの余りのオレのイケッぷりに通りがかる人が見ている気がする…


『あれれ?おかしいな?このドキドキは?〜すきすきす kiss♪すーきすきす kiss♫』


 だが俺には過去の遺産、電波ソングの大家を聞いてるから問題無い筈だ。

 ヒロに動画見せたら『顔が…』とか抜かすのでコソコソ聞いているが…平成初期の声優の顔面問題に触れるのは外道の証だと孫一社長も言っていたしな。この歌歌ってんのは声優じゃねーけどな。



 どうでも良い事考えてたらウンコしたくなってきた…まだ待ち合わせの駅まで大分距離がある。


 う~んコ…この辺にトイレは無い、野糞だな。


 しょうがないから近くの学校を拝借する。

 安心して欲しい、侵入はしない。ただ、学校の近くの土部分でするだけ。

 安心して欲しい、終わったら穴掘って埋めるから。


 外から見えないポジションを探す、探しながら持ち歩いている懐紙揉み込んで柔らかくする。

 とりあえず時間かかりそうならコケシを突っ込もう。


「幾つになっても野糞、健康の証…」


 自分を奮い立たせる。しかし夜の学校って怖いな…


「幽霊はいない、余りにオレがイケてるから。タツ〜のパンツはお洒落パンツ〜凄いぞ〜凄いぞ〜」


 小声で歌を歌いながら明るい雰囲気にする。

 幽霊は明るい雰囲気が嫌いだ…多分。


 さてさて、この辺りで良…『パキッ』は?


 この肩掛けハイウエスト短パンは背中のジッパーを開けて脱ぐタイプなのだが…チャックの持つ部分が取れた。

 上から脱げば良いと思うだろう?残念、肩掛けがクロスしておりジッパーを開けないとどうにもならんのだ…ならんのだ…


 昔、良く窒息やら何やらやった、ウンコも漏らしたが、アレは若気の至り…もう社会人だ。


 これはアレか?アイカの呪いか?移動してもしょうがない…この場で何とか…洋服を引き裂くか?でもパンスト一丁で帰るのか?分からない…答えが見当たらない。

 焦っていると上空…がっこうの校舎から何か聞こえた…


『げんかッ…超え!…うおおおおおおお!…しねぇ…』


 ぎゅーるるるるるる〜しゃわ〜♨


 正直に言おう、恐怖で漏れた。液体が…実の方もタツ城の肛門を水攻めにしている…門が…


 幽霊がいる…!?足がすくむ…私は何故か開かないチャックを必死に開けようとしている。

 

「ハァハァ…幽霊なんかいない…ハァハァハァハァ…助けて!誰か…ヒロ!…ハァハ『ゔぁアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア』


 ビクビクっ!ミチミチミチミチミチミチミチミイイィィイッッ!!!


 涙目で上を向くとそれはいた。

 人型で何か瓢箪みたいな物を肩からぶら下げていた幽霊…がこちらに大声をあげ向かっている。

 ご覧頂けたであろうか?

 見えた瞬間、股周りの穴から全部出た。

 

 「ヒッヒィィッ!死にたくないぃ」


 私はコケシを取り出し、入れようとしたが力が入らず尻に当てがうしか出来なかった。

 脳が高速で動く…あの幽霊は多分このままスゥっと私の中に入るタイプ…憑依タイプ、駄目!ゼッタイ!


「ヒロォ!助けてぇ!『たすけぇッ!?』えぇ!?」


 残り1メートル以内で気付いた、コレ、生きてる人だ。

 次に考えたのが、今、脱糞した状態の私に当たる…それでも私は無傷だが、私が何かしないとこの人は死ぬ。

 風が吹けば桶屋が儲かる、誰か死ねば私のせいにされる。

 痴漢と一緒…最後に触った奴が犯人にされる。


「どっせええええい!はおおっ!?♥ガォんっ!イテ!?』


 落ちてきた奴をキャッチして衝撃は逃がしながら転がす。何本か骨は折れたが気にしないで欲しい。

 しかし落ちて来た巨大瓢箪…と、思っていたギターが私の頭に当たり血が吹き出した。

 別にそれは問題ないが、勢いで座り込んでしまいこそのままコケシはズヌンと洋服を貫通して入っていた。


「オアアアアオウッッッイアッッッ!?♥オフ…」


 服が脱げない焦り、幽霊への恐れ、人だった安堵、コケシによる快楽…様々な蓄積されたものが快楽で爆発した。

 

 私の尻に杭打ちの様にコケシが刺さり、私はクマの人形の様に…失神した。


 あぁ…ヒロにちょっとトイレって言えば良かった。

 

 

 


 




 

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