ヴァイオレットレイン

浜田まひる

第1話

 彼が目を覚まさない。

名前を呼んでもピクリとも動かない。

その時僕は彼が死んだんだって思った。


いつもの溜まり場

彼も僕も家出していた。

そこで初めて出会ったんだ。

彼の瞳はキラキラしている。

この世の物とは思えぬ美しさ。

僕はドキドキした。

お互いに笑いだしてしまった。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る