第10話
久しぶりに、ミアナと一緒に寝た。
子供の頃はよく一緒に寝ていたが、
最近は寝ていなかった。
ミアナも大人の身体になって、
意識してしまいそうになったが、
なんとか理性が働いてくれた。
「朝ご飯はなににする?」
「なんでもいいよ」
この感じ、孤児院の時以来だな。
最近はずっと追いかけられてばっかだったからな。
こんな感じで、たわいもない話をしていた時だった。
「コンコンッ」
突然のことに驚いた。
この場所は誰にもバレてないはず。
「ミアナは奥の部屋に隠れて」
「もしかしたら強盗かもしれない」
でも、それならノックなんてするか?
そう思いながらゆっくりと扉を開けた。
「久しぶり!」
そこには、あの日以来別れてしまった
ミナが立っていた。
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