ミステリーはカクヨムだと過疎ジャンルのようだ


 私今月から、初めて長編ミステリー『アート・オブ・テラー』を連載してるのですが、カクヨムって、ミステリーは過疎ジャンルだったんですね。

 去年のホラー並みに読まれません。


 今年のホラーは、カクヨムコン7からホラー部門新設をはじめ、『近畿地方のある場所について』がバズったのと、デスゲームコンテストがあったので、去年よりは読まれるようになった(読者が増えた)ようですが、ミステリーが去年のホラーと同じく過疎状態です。

 まぁ今後、学園ミステリのコンテストがあるので、また変わるかも知れませんが、どうやらエッセイより読まれない(読者が少ない)ようです。


 Web小説とミステリーは相性が悪いとよく耳にしますが、まさか、ここまでとはな……。

 実は私、ミステリーって書くのは大変だけど読む人は多いと思ってました。


 それは多分、私が幼少期にミステリブームの時代を経験しているからでしょう。

 物心ついた頃には、ドラマやアニメで『金田一少年の事件簿』が放送され、同じく『名探偵コナン』も放送開始。

 私の父は火曜サスペンスとか、土曜ワイド劇場とか2時間の刑事や探偵もののドラマをよく観ていたので、私も自然と観るようになっていました。

 市原悦子さん主演の『おばさん刑事』とか好きでした。


 土曜日のドラマ枠(金田一やってた時間帯)でも、ミステリやサスペンスって結構あったし、主に金曜日の夜TBS系で放送されていた東野圭吾先生が原作の話が重いドラマとか大好きで、よく観ていました。

 そのせいもあって、私の中では小説家=ミステリーというイメージがどうしても大きかったんです。

 あと、やっぱりコナンの影響は大きくて、あのシャーロックホームズを知ったのも、19世紀のロンドンって聞くと世界史なんて全く興味なかったのにそこだけついつい食いついちゃうのも、全部コナンのせいです。(その割に、図書室にある小学生向けのホームズや江戸川乱歩シリーズはちょっとだけしか読んだことないけど)

 金田一のじっちゃん・金田一耕助が活躍するミステリだって、度々ドラマや映画で映像化されていたので、目にする機会が多かったです。


 それに新一のお父さんかっこいいし、こんなお父さん欲しいってずっと思ってました。

 それくらい推理小説家には幼い頃から憧れがあったんです。


 だから、カクヨムにもミステリ読者いるだろうと思ってました。

 それが、まさかの過疎ジャンル……


 私としては、ミステリ書くのって凄く気合い入れて書いてるんですが、更新してもPV数が動かないので、やる気が削がれます。(それでも読んでくださる方々もいる。本当にありがとうございます)

 ミステリ書いても、作者の熱量の割に受け止めてくれる読者がいないんです。

 異世界ファンタジーやラブコメはすぐにある程度PVがバッとつくのですが……それもない。

 こんなんじゃ、完結する前にエタたりやすいし、ミステリで完結してるのは短編ばかりなんじゃないか……と思います。


 今日(5/10現在)の週間ランキングも、1位のものは狙ってカテエラにしているのか、あらすじからはミステリに見えないし……(本編は読んでないのでわかりませんが、ミステリだったらごめんなさい)

 2位以下の星の数も極端に少ない。

 累計を見ても、かなり星レビュー少ないんですよね。


 それとこれはどのジャンルでも言えることなんですが、作品を更新しても読まれないと嘆いている作者のほとんどは、他の方の作品を読みに行きません。

 行ったとしても、作品に対してなんの反応もしないんです。

 応援のハートや作品をフォローする、レビューの星をつけるなどをしていません。

 だから、他のユーザーに「この私の作品に星をつけてくれたのは誰だろう?」と思われることもなく、存在を気づかれないし、更新時に一瞬新着欄に載るだけで、見向きもされないことが多いんです。


 どんなにいい作品だろうと、読みに行かないと作品が目につく機会が少ないので、PVも増えないし、星もフォローも増えないのでランキングに入らない。

 よっぽど他のサイトで有名な方とか、何かでバズらないと更新しただけでは誰にも読まれないんですよ。


 それがミステリを中心に書いてる作者さんには、特に多いように思えます。

 他の人が書いたミステリを読みに行かない、見てもなんの反応もしない。

 だからますます読まれない。

 そして、読まれないと嘆いてやる気なくなって、物語が完結しない。

 読者はミステリは完結しないから読まない。

 カクヨムでミステリ読む人減る。

 作者、読まれないと嘆く。

 この繰り返しです。


 書くだけじゃなくて、読むもしましょうよ。

「カクヨム」なんだから。


 そうしないと、ランキングにも入らないし、トップ画面の注目の作品にも表示されません。

 読み専の人たちまで作品が届きません。

 結局、ランキングに入るか、トップ画面に乗らないと読まれる機会すら与えられないのです。


 ————ということで、ミステリー小説『アート・オブ・テラー』( https://kakuyomu.jp/works/16817330656477688063 )完結まで頑張りたいので、ぜひ読んでください。


(以上、なぜかこのエッセイ読まれてるので、めっちゃ長い宣伝でした)


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