4.無情


消え去りたいは孤独の象徴

無念の確かなもの あぁ 無情

誰かを喜ばすわたしの言葉は

君の笑顔に吸い込まれていく


もう二度と生まれ落ちることなき

不確かな衝動と焦燥

恋に焦がれ 愛に燃やされ

不十分な焼け跡に残された想い

最後の消え去りそうな輝きを帯び

君の言葉に入れ替わった


わたしの本心は無くなってしまったの?

不要な問答は

君の言葉を作らない

結局

わたしももう何も発しない






消し去りたいは曖昧な象徴

未練の不確かさ あぁ 無情

誰かを想い綴ったわたしの文字は

君の笑顔にすり替わってく


これからも生まれ落ちることなき

真面目な行動と感性

君に癒され 君に否定され

不十分に残った想いの切れ端

最初に綴った文字に覆いかぶさり

君の言葉に入れ替わった


わたしの思想は消え去ってしまったの?

不要な回答は

君の問題ではない

案外

わたしもそれを求めてない

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