第3話 ゴブリンは時として碁ブリンになる

 ぱちぱちと小気味いい音がする。最初にこの音を聞いたのは物心ついたころからだ。それが碁石の音だと知ってから囲碁に興味を持った。勝ち負けよりも碁石の音が楽しかった。そして気が付けば棋士になっていて勝つことだけに集中していて碁石の音を楽しむことを忘れていた。

 ぱちぱちとまた音がした。明らかに碁石の音だ。合宿の時に部屋で仲間が打っていた対局の音で目が覚めたこともある。

 また誰かが碁を打ってるのか……、あれ? しかし誰が打ってるんだ? 


「赤星様…、目が覚めましたか?」


 ここは薄暗い所だった。洞窟か? 目を覚ました時に洞窟にいたということは捕まった時だと相場が決まっている。今の声はティーナちゃんだ。久しぶりにこの声を聞いたような気がする……。


「ティーナちゃん⁉ 無事なのか⁉ 痛た…⁉」

 

 みぞおちに痛みが走った。そうだった、この痛みはゴブリンにやられたものだ。腐れゴブリンめ、借りは必ず返してやる。そもそもなんでこんなところにいるんだ? 俺はあれからどうなったんだ? 死を覚悟したつもりだったけどまだ生きてる?

  

「ここはゴブリンの巣窟のようです……、赤星様がゴブリンに倒されてしまい、そのまま捕まってここに連れてこられてしまいました……」


「ゴブリンの巣窟?」


 なんてこった………、ティーナちゃんの前でゴブリンに無様に負けて、さらにこんなところに連れてこられるなんて、かっこ悪すぎる…。


「なんで逃げなかったんだよ…、二人とも捕まっちまったら俺がやられ損じゃないか……」


 そのまま逃げてくれれば俺が負ける姿は見られずに済んだのに…。


「赤星様がかばってくれようとしたのに、そんな逃げるなんてできるわけないじゃないですか、この世界に連れきてしまったのは私なんですから、私だけ逃げるなんて絶対にできません」


なんて優しい子だ…。


 目頭が熱くなってしまった。アニメのような子だ。それに比べて俺の情けなさときたら…。

 ゴブリンを一匹も倒せず女の子一人守れないなんて、俺にできるのは囲碁だけか? 自分のことだけで精一杯なのか?


「そういえばさっきから碁石を打つような音がするんだけど気のせいかな?」


 巣窟内に響く碁石を碁盤に置くような音、さらに碁笥の中から碁石をつまみ上げる音までするのが不気味だ。ここは碁会所じゃなくてゴブリンの巣窟なんだろう?


「きっとこの音はゴブリン達が碁を打ってるんです…」


「え…? ゴブリンが碁を打ってるって…?」


 ちゃんはうつむいてぽつりと確かにそう言っていた。ちょっとまってくれ、一体どういうことなんだ。ゴブリンが碁を打ってるだって? ちょっと待ってくれよ、それじゃあゴブリンじゃなくて碁ブリンじゃないか。


「仰る通りでございます。ここのゴブリン達は碁を覚えた種類のゴブリンなんです…」


「ええええええええええ本当に⁉ めちゃくちゃシュールじゃん⁉ ちょっと待った、この世界にも碁があるの⁉」


「は、はい…」


 思わずティーナちゃんに詰め寄ってしまった。少しびっくりした顔をしている。こんなせまい牢屋のようなところで二人きりというのもいたたまれない。それにしても驚きだ。この世界にも碁があるなんて、しかもゴブリンが碁をうってるなんて…、想像しただけでもおかしくなってしまう……くくく……。

  

「しかし碁ブリンは一体どうやって碁を覚えたんだ? まさか自分たちで覚えたってことか?」


 碁はシンプルで簡単に覚えられるものだけど、確固たるルールもいくつかある。それをゴブリンが自分たちで学習できるもんなのか? もしかして棋書のような本もあってそれを碁ブリンがどこからか手に入れてそれを見て覚えたってのか? ということは字も読めたりするとか?


「碁ブリン達はある人物に碁を習ったんです…」


「ある人物?」


「はい…、私の部屋でお話しするつもりだったのですけど……、この場ですべての事情をお話ししようと思います………。赤星様をこの世界にお招きしたのは赤星様の囲碁の強さにすがろうと思ったからでございます」


「俺の碁の強さにすがる?」


 碁に関しては自信があるけど、それだけで異世界につれてこられたの? すがると言ってたけどもしかして指導碁の依頼か? それにしたってティーナちゃんの様子が深刻すぎるような……。


「私がお仕えするマルリタ様が碁ッドのもとにいるのです……、ゴは碁の字をあてはめて碁ッド、そう呼ばれています」


「碁ッド? 碁の神様ってことか? そいつが君の仕える人を連れ去ったって? でも何で? いや待った、そういう展開になった理由は大体決まってるんだ。君の仕える人がかわいいから強引に連れ去ったってことだ?」


 異世界では王道な展開だと思う。色欲にかられて強硬手段に出る。悪い奴ってのはどの世界でも同じか。しかもそいつが碁の神様を名乗るなんて許せん。


「それが少し違いまして…、マルリタ様は自ら碁ッドのもとに身を寄せたのです………」


「ええええ、そうなの⁉ 意外な事実。自分で身を寄せたんじゃ碁ッドは別に悪くない気が…、ちなみにマルリタさんという人は何歳の人?」


「今年16歳になられました」


「許せん碁ッド」

  

 未成年の女の子を連れ込んでるなんて元の世界じゃ大問題だ。本音を言うと社会的にというよりも個人的にだけど。


「碁ッドめ…、一人だけいい思いを…、じゃない、ところでその碁ッドはどういうやつなんだ?」


「碁ッドは数年前に突然現れてこの世界に碁を広めました。そして魔王軍にも広め、そのことがきっかけで魔王にも気に入られ、モンスターの指揮権を与えられたそうなのです。」


「碁を広めて魔王に気に入られた………その上指揮権まで……?」


 戦国時代の某大名みたい、魔王はそんなに碁が気に入ったのか。モンスターの指揮権まで与えるとは気前がよすぎる。


「状況はなんとなくわかった。要は碁ッドのところにマルリタさんを連れ戻したいってことでしょ? それだったら相談相手が違う気がする。魔王がいるってことは勇者もいるってことだ、勇者に助けを求めればいいじゃないか。こういう時のために勇者はいるわけだし」


 そうだよ、異世界なんだから勇者の一人や二人くらいいるはずだ。向こうの世界でも事件が起きたら警察に相談するもんだし、異世界の警察仕事をするのは勇者のはずだ。相手はモンスターの指揮権を持っている危険人物なんだ。ここからは剣と魔法の世界、俺の出る幕じゃないよ。


「仰る通り最初は勇者様に助けを乞うことにしたのです、勇者様は話を聞き入れ、行動に移してくださいました。しかし勇者様が碁ッドの城に到着し、門番との戦いを終えて城内に入ろうとした時でした……。

 城壁の上にマルリタ様が姿を見せたのです。そして強引に連れ帰ろうとするならここから飛び降りると仰られたのです。そうなっては勇者様も手を出せず引き返さざるを得なかったのです………」


「なるほど、そう言われちゃあ勇者といえどもお手上げか」

       

 ティーナちゃんの両腕は太ももの上で小刻み震えている。頼みの綱である勇者でもどうしていいかわからない。マルリタ姫が人質じゃないけど人質状態になっている、勇者も歯がゆい。無理に突入してしまえば一人の命が危うくなってしまう。モンスター討伐の方が容易なのか。

 話を聞く限りじゃまだ特別危害を加えられている感じにも見えない、じっくりと籠城戦をするつもなのか、長期戦になりそうだ。


「碁ッドはマルリタ姫をどうするつもりなんだろう? 向こうから何か言ってこないの?」


「これをご覧ください…、マルリタ様からの手紙です…」


「マルリタ姫からの手紙? 碁ッドじゃなくて?」


 こういう場合、娘を返してほしければみたいな文言で始まる手紙で、大抵悪党から送られてくるものなのに。



 パパ、ママ、お兄ちゃん、ティーナ、そして国のみんな元気? わたくしは元気だよ? 心配しないでね。

 なんかわたくしを連れ戻そうとしてるみたいだけどやめてよね? 知ってるでしょ?

 わたくしはもう16よ? 子供じゃないんだから、いい加減過保護な扱いはやめてよね。というわけでわたくしは決めました。何をって? 女の子が決めることって言ったら一つしかないわ。

 そう、生涯を共にする伴侶様です!

 相手は誰かって? やだなあ、そこまで言わせるつもり?

 じゃあ、おしえてあげる! その伴侶様は………ダララララララン………………。  

 碁ッド様です!

 わたくしは碁ッド様と幸せに暮らしていくから、じゃあね。

 …………それでもわたくしを連れ戻したいっていうなら考えてあげなくもないわ。

 そうねえ…………、碁ッド様に囲碁で勝てたらお城に戻ってあげるわ。少し厳しすぎるかしら? 

           

                ひとさわがせなマルリタからでした


  

「け、結婚するって言ってるのか⁉ 16で結婚なんて早すぎる! 何か他にやりたいこととかないのか⁉ 若いとはいえそんな駆け落ちみたいなことを……。 それにしても一国のお姫様に気に入られ、魔王にも気に入られるなんて、この世界では碁を打てる奴はモテるのか? だったら俺だってそういうチャンスはあるってことか?」


 元の世界ではモテない奴が異世界ではモテまくるなんてのはあるあるな話だよな。  


「……碁ッドは非常に整った顔立ちをしているようで……。そしてどこか哀愁を漂わせた雰囲気を持っているそうです。それはマルリタ様の好みに適った人物と言えるかと……」


「なんか遠回しに俺が否定されたような…」


 つまりはイケメン好きってことかよ、んでもってクールでミステリアスな雰囲気を持った奴、俺とは仲良くなれない奴。


「ふん、別にほっとけばいいじゃないのそんなの、適当によろしくさせとけば、誰かが損するわけでもなさそうだし」


 まっすぐな心はいいと思うけど。しかし若い女の子が夢中になるという事は碁ッドは若い奴か?


「そういうわけにはいかないのです…、マルリタ様には隣国の王子との婚約が成立しているのです。ホーエン国とウロ国は代々友好関係を築いてきました。ですからこの婚約が破棄になるようなことはあってはならないのです。マルリタ様もそういった事情はご承知の様子ですが納得がいかないようなのです。

 手紙にも書いてありますが、マルリタ様は帰るための条件として碁ッドを囲碁で打ち負かすこと、それができたのならばお城に帰るという、慈悲深い条件です…」


 慈悲深い条件なのかどうかはわからんけど、ともかく目と言葉に熱を灯した感じだった。ティーナちゃんのマルリタ姫とウロ国に対する忠誠心は相当なものだ。そして俺をこの世界に連れてこようとした理由も何となく想像がついた。


「俺に碁ッド倒してくれって言いたいわけか。そしてマルリタ姫を連れ帰って来てくれと言う事か……」


「はい…、お察しの通りでございます、では引き受けてくださるのでしょうか?…」


 目の前に救世主がいるような瞳で見つめて俺の意思を揺さぶってくるが…。


「……………悪いけど、この依頼受けないことにする」


 俺は断固拒否することにした。なぜなら完全に部外者だからだ。俺はウロ国とホーエン国の人間じゃないし、この世界の人間でもない、弱肉強食の動物自然界に人間が手を出すべきじゃないのと一緒だ、問題が起きたのならこの世界の人間たちだけで解決すればいい。


「なぜですか…? 引き受けてくださるからこの世界に来ることを承知してくださったのではないのですか?」


「確かに来ることは認めたけど、まさかこういう頼みとは思ってもみなかったし…」


 ティーナちゃんの表情を曇らせてしまった。とてつもない罪悪感が心を埋め尽くしていく。懺悔したい気分だ。


「もちろん、相応のお礼はいたします、それでも引き受けてくださらないのですか……?」


 意思の歯車が逆回転を始めた。動力は、称賛、地位、名誉だ。(想像)


「お礼…? それなら引き受けてみようかな…、別にお礼なんかされなくても引き受けるつもりだったさ」

 

 勝負の世界では情けはかけられないがこういう場面では別だ。一期一会、これも何かの縁だ。


「乗り掛かった舟、大船に乗ったつもりで任せてよ」


「乗り掛かった舟…、ですか? この近くに港はありませんし、マルリタ様がいるお城へは船ではいけませんが?」


「…ナンデモナイ、それより早く碁ッドのところに行こう」


 異世界ショックだ。そういえば名刺も通じなかったっけ。


「ありがとうございます…、私もそうしたいのですが、私たちは今ゴブリン達につかまっております……」


「そうだった…」


 今はゴブリンの巣窟の中にいるってことをすっかり忘れていた。しかもかなりまずい状況ってことも忘れてた、ある意味幸せな時間を過ごしていたわけだ…。

 どうする? 転生呪文は24時間経過しないと使えないみたいだし。


「それで、あとどれくらいすれば転生呪文は使えるようになるの? 最初に使ってからどれくらい経過したのかな?」


「まだ一時間くらいしか…、あと約23時間経過しないと使えません…」


「それは長すぎる…」 


 23時間……、それまで生き延びられるか…。向こうの世界で転生呪文を使ったのが一時間前…、転生呪文を唱えてからこの世界につくための時間は一分もかからないのかも、んでもって森の中でゴブリンとひと悶着あって、俺が気を失った状態でこの巣窟に連れてこられて目が覚めるまで約数分くらい、そして今まで話し込んでいた時間で約一時間か…。

 そんなことを振り返ったってどうにもならん。


「俺たちはこの後どうなっちまうんだ…?」


 恐る恐る聞いてみた。


「これまでウロ国に報告があった、ゴブリンに関する被害報告によりますと、女である私はこの身を弄ばれ……、男である赤星様は碁ブリン達が飽きるまでその身に危害を加えようとするのではないかと……」

 

 絶句……


 人間はたくさんの命を摘み取っている、こんどは自分がその流れに入るのか⁉


「やばいぞ! 早く逃げよう⁉」


 ドスドス…、 ドスドス…、 ドスドス…、 ドスドス… ドスドス…


 何かの足音のようなものが聞こえる、なんとも無遠慮な音だ、何かがここに来ようとしてる⁉ それはゴブリンとしか考えられない! ポケットの中に何か武器になるような物がないか探してみたが、財布、ハンカチくらいしかなかった。

 音が大きくなってきて、巣窟の壁に影が忍び込んだ。


「Gogogogo」


 うわああ! 木で作られた格子状の扉越しに一匹のゴブリンが何かを喋った。な、何語だ? ゴブリンの言葉か? 気分はどうだ? とか、言ったのか? 

 こいつじゃないな、俺を気絶させたゴブリンは。ゴブリンなんてどれも同じに見えるがなんとなくわかる、こいつじゃない。もしこいつがあの時のゴブリンだったら格子扉越しに借りを返す意味で殴ってやったのに。


「このゴブリンはこっちへこいと言っております…」


「え? ティーナちゃんゴブリンの言葉がわかるの?」


「はい、王国の侍女になるためにはモンスターの言葉がわかるのが必須の素養ですので」


 侍女になるのって厳しいんだな、もう冒険者レベルだよ、しかもかなり上位の、普段の勉強の賜物か。ティーナちゃんは俺の耳元に顔をよせて耳打ちをする感じで教えてくれた、こういう状況下にもかかわらず顔を近くで見てドキッとしてしまった。

 それにしてもゴブリンがこっちへ来いだって? もしかして帰れるのか⁉ もしかしていい連中なのか⁉ そんなわけないよな、いい連中ならこんな所に閉じ込めないって。


 ゴト… ゴト… ゴト…


 閂になっている横木を碁ブリンが面倒くさそうに外している、そして身振り手振りで通路の奥に行けという合図を示した。この先に何があるんだ? 出口か? 俺は気絶した状態でここに来たからどっちが出入口なのか見当もつかない。


「こっちは出口か?」


「いえ…、出口は右のほうです…、どうやら私たちは巣窟の中心部に呼ばれているようです…」


「中心部、まじか…」


 まてよ、このままついていくフリして出口の方に走って逃げれば…、そう思って出口の方に足を向けたときに絶句した…。槍を持った碁ブリンがとおせんぼするように立っている。ゴブリンどもめ…、なかなか手強いぞ。


「心配しないで。何があってもティーナちゃんだけはなんとかするから」


 根拠も保証もないけどティーちゃんの不安をどこかへやってやりたい。俺の服をつかんでいるちゃんの手は少し震えている、こういうシチュエーションも悪くない。

 そうこうしているうちに中心部らしきところについたようだ。

 なんとそこで見たのはゴブリン達が碁を打っている光景だった。比較的広い空間だ。十匹のゴブリンが五つの盤を使って対局している。そういえばティーナちゃんが魔王に碁を教わったと言っていた。実際にその姿を見てみるとシュール極まりない。

 そのうちの一匹のゴブリンが俺の方を指さした。


「Gogogogo? Gogogogo? Gogogogo」


 あいつだ! 俺を気絶させた碁ブリンは! あいつが俺の方を指さして何か言っている。何やら得意満面な笑みを浮かべた碁ブリンは明らかに俺に挑戦的な態度を取っている。どうやら雰囲気的にあいつがゴブリンのリーダーのように見える。


「あのゴブリンは、お前は碁を打てるか? オレと勝負しないか? もしオレに碁で勝てたらお前たち二人を外に帰してやる、そう言っています」


「あのゴブリンそんなこと言ってたの⁉」


 お前は碁を打てるか? だと? ゴブリンに言われたくねーよ! しかしこれは大チャンス到来、あいつに碁で勝てば外に出れるんだ、この勝負を受けない手はない。


「よし、いいだろう、この勝負望むところだと伝えてくれ!」


 碁は甘くない。あっという間もない速さで投了に追い込んで、こんなところさっさと出てやる!

 ティーナちゃんはゴブリンに伝えた。そして俺は盤を挟んで挑戦的な碁ブリンの前に正座した。勝負する以上、相手がどんな奴だろうが敬意を表し、正座で向かうのが棋士というもんだ。

 ゴブリン、一体どんな打ち方をするのか楽しみだ。

 初めての人間じゃない相手に俺は武者震いした。


「それともう一つ…、お前が負けたら命はもらうとも言っていました…」


「それはもっと早く言って……」


 まさに命がけの勝負になることに俺は身震いした。


                   続

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