裏の世界では、秘密の会合が行われていた。

極右翼の高橋組の高橋会長

「みんな、忙しいなか集まってくれて有り難う。年に２~３回の総会だから、すんなり合意してくれる事を願うよ。

さて、最近の大きな事業としては、葉山のレジャーランド建設だが、その筋の者からは、『グレートブリテンの黒川社長はマジでヤバい』と言われているが、何か意見が有る者が居るか？」

神奈川のドンと称される斎藤組の斎藤会長

「実は黒川社長とは小学校からの同級生でな、その気性は何処の組の人間より荒々しいよ。だが筋が通った人でな、私は嫌いでは無いね。葉山のレジャーランド建設もむしろ協力したいと思っているんだ。」

葉山町を拠点としている宝田組の宝田会長

「黒川社長はこちらへも挨拶に来たよ。ちゃんと礼儀をわきまえた人でな、感心するほどだ。私もレジャーランド建設に異義は無いよ。」

まとめ役の高橋会長

「他に意見が無ければ、次の話題に移るが、良いかな？」

「……………………」

高橋

「では、次の話題に移ろう。横浜港祭りの出店の取りまとめについて………。」

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

新規登録で充実の読書を

マイページ: 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる; 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める; フォローしたユーザーの活動を追える
通知: 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴: 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい