ハイレベルなコメディ！

NTR－ざまあ、は人気ジャンルとして確立している（あくまでも個人の感想です）。

人は、大切な相手がNTRれ、脳が破壊され、そして、浮気者や間男・間女がざまあされることで得られるカタルシスによって、生きる活力を取り戻す（あくまでも個人の感想です）。

この物語は、その基本に忠実でありながら、本来ならばNTRによってそこに満ち溢れるはずの悲愴感が、膨大な金銭によって、あっさりと消し去られてしまう。

主人公は間違いなく、復讐している。復讐という負の活動を間違いなくしているのだけれど、彼が手にする莫大な金額によって、それが全て、笑いへと変換されてしまう（あくまでも個人の感想です）。

結果、この物語は、NTRものであるにもかかわらず、コメディとして完璧に成立してしまった。見事な構成。ひたすら笑える（全米の感想です。みんな笑ってます）。

そう、これは、ラブ・コメディ。間違いない。ラブコメである。

NTR－ざまあを期待して読んだら、え？　何コレ？　草生えるwwww！　と大爆笑して、徹夜してしまう。しかし、それでも、きっちりとざまあが待っている。

笑えるNTR－ざまあなんて、NTRものじゃない。邪道だ。などと思っていた昨日の自分を殴りたくなる名作です（あくまでも個人的な感想です）。

……エロ要素、いらなくない？　（あくまでも個人の感想です）。

めっちゃ面白かったです！

レビューが残ってほしいので、どうか消えませんように……。