第26話 最後の日

引っ越しの日が決まった。

まだ合否出てなくて宙ぶらりんやけど、たくやの休みの日に引っ越してしまわないとって事になった。

引っ越しの日が決まったから、その前に最後に会いたいって洋介にメール。

引っ越しの2日前に会う事になった。


いつものファミレスで集合して夜ご飯食べてラブホに行く。

勉強した時と同じ流れ。

「はい、プレゼント。

俺が選んだ大人の女子セット。

一個に決まらんから好きそうなの全部買った」

香水・口紅・手鏡・アンクレット・髪留め・ボールペン

出して並べてみる。

あー、わかる。全部うち好きそう。


「ありがと〜。全部いい!!洋介、よくわかってるわ。めちゃ嬉しい。」

嬉しくて洋介に抱きつく。


「良かった!」

ぎゅーってしてくれる。


「今日で最後になっちゃったね。

…なんか寂しい。

今までありがと。

うち、きっと洋介の事忘れられんくて時々思い出すと思う」


「俺も同じかも…

かおり幸せになりなよ?」


「うん、洋介もね?」

……

なんか言葉が続かない。しんみりとしてしまう。うちら、らしくない。

「ここで問題です!!

あかちゃんができにくいのは生理の前と後どっちでしょう?」


「うわー、前めっちゃ覚えたのにもう忘れてる!えー?どっち?…後?」


「ぶー!!残念!!…生理前でした!

…洋介、今日たぶん大丈夫やからさぁ…生で中出ししてみて?

もっと忘れられんようにして?」


「…え!マジ?いいん?うわー、急に中出ししてとか言われたら…いっぱいすると思うけど大丈夫?」


「大丈夫かどうかはわからんけど…

いっぱいしよ?」



コンドームないといつもと感触が違う。

洋介も、いつも以上に興奮してるのがわかる。

すごく気持ちいい。

我慢してるのか時々ビクビクする。

それに合わせてうちもキュって締まる感じがする。


「あー、これはヤバい。

こんな気持ちいいの初めて。

ほんまに出ちゃうよ?中出すよ?」


「…いいよ。…うちも…イキそう…」


一緒に絶頂を迎える。

中でドクンドクンって脈打つ感じが伝わる。

それに合わせてうちの身体がビクビクする。

洋介のイク瞬間を身体で感じる。

中で出すのってこんな感じなんや。


「中でほんまに出しちゃった。

かおり、彼氏といつもなん?」


「ううん…うち、中出しされるの初めて…

めちゃくちゃ気持ち良すぎてヤバいね」


「初めて俺とするとか…あかんやろ?彼氏ちゃう?普通。嬉しすぎやけどさぁ…

…もっかいする?」












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