あなたの宝石

どでかぬれ

〜ラピスラズリ〜



何気なく、なんとなくだったと思う


たまたま、ちょうど、偶然


目に入った、そんな感じ



心地の良い、声、話し方


一つ一つの仕草や動きが


ボクの心を刺激する


笑い方もいちいち、気持ちいい




気付いたら、いつも見てた




ただただ過ごしてた日常が


変わっていく、そんな気がしてた



寝て起きての繰り返し


なにもなかったんだ


真っ暗。



そこに光がポツポツと灯っていく。


君の声で、君の表情で、君の言葉で。



毎日が少しだけ楽しくなった。


何も変わってないのに。


なぜか足取りは軽くなったし


起きるのも少しだけ早くなった。



関われば関わるほど


光がみえるような不思議な感覚。



もしかすると幸せって

幸福感ってこういうことなのかも


とも思った。



まともに前を見ようとしてなかった


見る気も無くなっていた


そんな自分を


導いてくれてるように思えて嬉しかった。



だから何度何度も求めた


その度に応えてくれた。





君に出会えて本当に良かった。










けど








君はみんなの光なんだ


わかってる


わかってるよ。



君はみんなに光を与えてる。


だから君の周りには


少しずつ段々と増えていった。



君の魅力に惹かれるのはボクだけじゃない。


知ってる


知ってたよ。





もうボクはその他大勢の中の


1人でしかないってことに。






それでも







少しだけでもいいから





分けてよ。






気付いてほしくて


見てほしくて


一言だけ


一目だけ


それだけでいいから





ください。






あぁ




そうか





そうだ





きっと試練なんだ。


なにかも全てが

邪魔をする存在で

大きな壁で

階段なんだ。




それらを



乗りこえるためなら


君のためなら


どんなことだってできる


なんでもする





そして


そしたら











また導いてくれるよね。













ボクの





ボクだけの









  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る