第32話 ルール

「昨日のカブカさんの話はどうだった?」


「わかりやすかったです。これからの流れを教えてもらいましたが、3人が理解しやすいように1番下のナーナに合わせた話なのでより詳しくわかりました。」


「難しい言葉より、簡単な方がわかりやすいからな。リーファさんもカブカさんの話し方や態度、目線などにもしっかり意識して勉強しとくんだぞ。」


「わかりました。では、今日の1人目のルールを呼びますね。」


「あぁ、よろしく。」


 ラポーラはリーファから進めてくれるのが嬉しかった。ステータスを確認しながら待つ。


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名前:ルール

年齢:8

種族:人族

性別:男

レベル:5


体力:25

力:25

魔力:20

知力:35



能力:守備


スキル:避難、隠密


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 ルールは存在感薄く入ってくる。


「朝早くからありがとう。朝ご飯はしっかり食べたか?」


「たくさん食べました。」


8歳なら、こんな感じだろう。


「よし。じゃあ、早速だけど、ルールは冒険者希望で大丈夫だな?」


「もちろん!強くないたい!」


「強くなりたいのはいいが、前にも話した通り、ルールの能力はみんなを守ることが強いんだ。だから、敵を倒すのではなく、みんなを守る人にはなれるんだけどどうかな?」


「冒険者になれるならなんでもいい!」


「わかった。これから、どんな風な冒険者になるのか、考えてみたから、よく聞いてな。」


「わかった!」


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支援計画書        名前 ルール


《短期目標》

様々な武器を試す事で、自分に合った武器を見つける。


斥候の知識を身につける。

[支援方法]

1週間毎に武器を変える。都度ステータスを確認して、合う武器を探していく。


斥候の知識を人から教えてもらい、覚えていく。


《中期目標》

自分に合った武器で、基礎の構え方や味方を守る方法を覚え、実践する。


覚えた斥候の知識を実践でも出来るようになる。


[支援方法]

冒険者の仲間との連携を学ぶ事で、自分の動き、役割を知る。


実際に魔物のいる所で、他の冒険者より先に行動し、仲間以外に見つからないように追跡や仲間に報告が出来るようになる。

《長期目標》

冒険者となる。

[支援方法]

斥候とタンクとして、味方を守れるように勉強、実践と経験を積んでいく。


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「これがルールの支援計画だ。結構あるが、8歳だから、まだ時間があるから、焦らずにクリアしていこう。斥候はわかるか?」


「わかりません!」


「斥候と言うのは、冒険の時に敵や・地形を他の仲間より先に偵察する事だ。斥候はみんなの命を守るために必要な仕事だ。かくれんぼしながら、先に仲間が進む道を確認する事だ。ルールは1番重要な、仕事だよ。」


「わかりました!頑張ります!」


「よし。では、冒険について教える先生は後ほど決めるから今は合う武器から探して欲しい。冒険者の勉強部屋に武器は置いてあるから、怪我に気をつけて扱ってほしい。では以上だ。」


「ありがとうございました。」


「果たしてどこまでわかっているのやら。とりあえず斥候の教える人を探そう。リーファさん、アジェンダさんに斥候と冒険者

を教える人を探して欲しいとラポーラが言ってたと伝えて欲しい。」


「わかりました。」

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