第9話

私は父と同じ研究職を目指していた。


大学も国立の大学を視野に入れ準備をしていた。


しかし、ある時突然目指すものを変えた。


高校3年の6月、幼馴染であり初恋の相手ー恭平ーが私の前から消えたのだ。


突然の事でショックを受けた私だったが恋する乙女の力とは凄いもので


伝えることが出来なかったことへの後悔と、何も言わずに去った恭平への怒りで


私は思い立った。


いつか私が有名になって恭平に思い知らせてやる。


君を愛してた女はこんなにも魅力的な女性なのだと。


何も言わず去った君を振り向かせるためにここまでやるんだぞ!と


そして有名になって恭平が私を見つけた暁には・・・。

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