第2話30年前の申年の梅干し

申年さるどしの、梅干しは高価である。

何故かと言えば、申年の梅干しは万病に効くとされてきた。

今日、千茶が大阪から30年モノの申年の梅干しを持ってきた。

僕に一粒、母に一粒。

梅酢でふやかしてある。贅沢に、一粒口の中に放り込む。


美味しい。


30年ものに、ありがたみを感じる。

買えば、数万円するだろう。

千茶は気配りの人間。出来たお人だ。

彼女は長旅で疲れて、19:30に寝た。

スヤスヤ眠っている。

今日は会社でトイレの大はしたくないので、我慢して地下鉄のトイレでぶっ放した!

バケツ一杯分の糞が出た。

危なかった。

だから、今夜の内にシャワーを浴びたかったが、水音で千茶の眠りを妨げないように、明日の朝、シャワーを浴びるつもりだ。

僕も、睡眠薬が効いてきた。

寝よう。

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