第23話 金曜日はお掃除day

 金曜日はついワクワクしてしまいます。華金と言われるくらいですから、少しくらい浮かれても良いですよね。私の夫も金曜日は「1週間終わった〜」と帰ってきてくれます。喜んで我が家に帰ってきてくれるので、とても嬉しかったりします。


 さて、そんな金曜日ですが、私の日中ルーティンはお掃除です。時々シーツなど寝具の洗濯も行います。毎日毎日お掃除というのも疲れてしまうので、毎週金曜日と決めています。普段は水回りなどの細かい掃除くらいしかしません。


1階のフロアは、私よりも古株のルンバが月、水、金曜日に働いてくれています。細かいものは吸い取ってもらえるので、金曜日のみ私はフローリングシートで仕上げをしています。


普段はちょこちょこっと拭き掃除をするくらいのトイレ掃除も、念入りに行います。あとは目についたホコリの積もる部分を拭き掃除です。


こうして書き出してみるとあまり数は多くないのですが、あれこれしているとあっという間に夕方です。お夕飯の準備とインコのお世話が待っています。


お夕飯も夫のことを考えると、何だか手が抜けません。食材はいつもと変わりませんが、少し手の込んだものを作ったりします。


お夕飯を食べながら今日あった出来事をお互いに話したり聞いたり、普段よりも時間を気にすることなく心ゆくままに過ごします。次の日がお休みという条件の夜は、何歳になっても特別感があります。


 実は私、土曜日をゆっくり過ごすことが中学生からほとんど無かったのです。中学生の時は吹奏楽部に所属していたのですが、年末年始以外(12/30〜1/3)は活動するほどの強豪校で、休日をゆっくり過ごすという記憶がありません。高校へ入学すると、楽な部活を選んだのですが、土日は学校の授業か模試、塾が詰め込まれていたのでこれまた気が休まる時がありませんでした。


そんなこんなで期待が高まる大学生活はというと、医療系の大学で「医療に土日休みは関係ない」とつらいお言葉をいただきながら、授業や課題に追われていました。


元就職先は土曜日が丸1日の代わりに木曜日が丸1日お休みで、日曜日もしっかりお休みなので天国に思えました。けれども、当時同居していた両親が金曜日の夜を楽しく過ごしているのを見ると、土曜出勤が少し辛かったです。


そして、今に至ります。家事にお休みも何もないのですが、土曜日が丸1日お休みという気持ちで金曜日の夜を過ごせることが、とても楽しいです。


 ワクワクな気持ちをさらにワクワクさせるために綺麗なお部屋で過ごしたいので、金曜日のお掃除はかかせないのです。

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