第八話
だが俺は、気を
俺は
俺はSボタンを押して、俺のキャラを後退させた。すると敵キャラが再び攻撃してきたので、敵キャラがいる建物が分かった。俺はマウスを操作して、敵キャラがいる建物よりも高い建物を探した。すると運よく右側に敵キャラがいる建物よりも高い、建物を見つけた。俺はすぐに俺のキャラに、その建物を上らせた。
そして屋上まで上らせて、敵キャラを探した。だが俺は
俺は俺のキャラを屋上の
俺は急いで俺のキャラを建物から下ろした。そして地上に下りると敵キャラがいるはずの建物よりも、高い建物を探した。だが敵キャラはその
だが、ふと考えた。このゲームでは、負けたっていい。このゲームではライフがゼロになって負けても、頭を
このゲームでは負けても殺されることは無い……。
このゲームの
俺はまず壁が無い建物に、俺のキャラを途中まで上らせた。そして地上に意識を集中した。待て、待つんだ。そうすれば敵キャラは必ず、現れるはず……。そして五分くらい
「うおおおお!」
そして敵キャラに、大ダメージを与えた。すると敵キャラのプレーヤーも、同じことを考えたようだ。壁の無い建物に向かった。そして建物に上り俺のキャラと同じ高さになったら、攻撃するつもりだろう。だが、それは良くない。なぜなら俺のキャラは敵キャラが上ってくる、壁が無い建物の階段をすでにライフルで狙っていたからだ。俺はすでに、待ち
そして俺は、このゲームのコツをつかんだ。このゲームでは武器がライフルの場合、相手よりも高い位置から攻撃する方が有利だ。それは何も、建物の屋上から地上の敵キャラを攻撃することではない。ほんの少しでも相手よりも高い位置にいれば、それで十分だ。そしてこのコツはあのクソゲーの、『アーツ』でも使えるはずだ。それが分かった俺は
時刻はもう午後四時で、日が
次のゲームが始まる日曜日まで、まだ時間がある。それまで俺は『スコーピオン』をやりこんで、もっとこのゲームに
次の日、朝起きて朝食を食べると俺は当然のように、『スコーピオン』にログインしていた。第二回戦が始まるまでこの『スコーピオン』で、特訓するためだ。もちろんバイトも大学も休んだ。
バイト先のコンビニの店長には直接、電話をした。
『すみません、店長。実はちょっと脚を
すると店長に、
『そうか、それは
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