綿毛

ふぅ。息を吹いて

飛ばした童心を目で追った

青に掠れる白い筆先だ


遠い場所へ行くための手段は

いくらでもあったのに

想像力は現実に

容易く塗り潰されてしまった


誰が悪いとか 

僕のせいとか

気にしないで笑って

息を吹いて

飛ばした綿毛を目で追って

青に掠れる白い筆先だ

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