虚言令嬢の異世界密輸生活

あむだ前歯

第1話

「とんでもないことしてくれたわね、悪役令嬢さん」


目の前の女を睨みつけながら、そう口にした少女は美しかった。それは顔のつくりやその立ち姿、ウェーブがかった豊かなピンクブロンドの髪、光り輝くティアラや絢爛豪華な【聖女のドレス】だけの評価ではない。

彼女の周りには、見える人間にだけ見える形で、彼女の周りを取り囲むように花が飛び、きらきらと輝く光彩――いわゆるエフェクト、がかかっていた。

彼女こそがこの作品の主人公であると宣言するかのような、神の御業のような光をまとっている。


しかし、美しいはずの彼女の表情はひどく歪んで、眉はつり上がり酷薄そうな笑みを口元に浮かべていた。


美しい少女――【聖女オーロラ】が相対するのは、一人の少女だった。

黒いロングヘアに、菫色のドレス。つり上がった目元はともすると性悪にも見えかねないような作りの顔を、広げた扇子で覆っていた。

服装はオーロラと比べて幾分か地味だが、その表情は自信たっぷりといったような表情だった。


その表情で見つめられたオーロラは、忌々しげに吐き捨てるように言った。


「……あんた…あんたもこの世界のこと、この作品のことを知っているくせに……! 原作愛があったらこんなことしないわ。これだからあなたは悪役令嬢、なのよ……!」


オーロラのその言葉に、悪役令嬢と呼ばれた少女は扇子の奥でニヤリと笑って見せた。


「推し方が違うみたいね……なんも考えずにその全てを受け入れるのがファンじゃない。この世界で生きるんだったら……よりここで生きる人間が幸福になるように、私が物語を変えてやるわ!」


これはのちに、『地を割る乙女の戦』と呼ばれる戦いであった――。




◇◇◇




「虚を語るもの、地獄の業火で焼かるるべし」


聖デュルメルの書 第8章 第9節より



コレが何かって? 今の私が生きる世界の、法律みたいなもの。

虚って何かって? ……この世に起きない事、存在しない全ての夢、創作、物語――つまりこの一言が言いたいのは、フィクションを語るな、ってコトらしい。


オタクがそんな世界に生まれたら――そう、その通り。死にそうです。






私が今生きているこの世界。魔法があって、教会の力が妙に強くて、時代で言えば19世紀ヨーロッパ初頭――って感じの世界で最初に生まれたわけじゃあないことを知ったのは、7歳の頃だった。


大きな商社を立て、その莫大な資産で爵位を得た家の一人娘ともなれば、話す相手はいつも忙しく国中を飛び回る両親ではなく、幼い頃から面倒を見てくれた乳母や、家で働く執事たちや庭師たちだった。

自分の仕事で忙しいだろうに、7歳のお嬢様のまとまりのない話を彼らは仕事の一部だったとはいえよく根気強く聞いてくれたものだ。


おしゃべりは好きだった。真摯に聞いてくれる誰かがいたから、なおさら。

いつもは学校であったことや勉強したことを得意げに聞かせるだけだったけれど、ある日ふと——私は自分の頭の中に浮かんだ世界の話をしたのだ。


確か話の中身は——ドラゴンと姫のお話。ひとりぼっちのお姫様が、ひとりぼっちのドラゴンと出会って国をより良く守っていくお話だ。


家の小間使いのジャンゴの前で、叙事詩風に語って聞かせた。リュート片手の語り部になった気持ちで、仰々しく節もつけて。

ジャンゴはじっくりとお話を聞いてくれて、わぁ、とか、おぉ!とか色々反応してくれた上、終わりには大きな拍手までくれたのだ。


「いいお話でした! これは……いつ、どこの地方の話なんですかい?」

「これは……いつでもないの! 私が今考えたから!」

きっと褒められると思ってた、得意げに言ったら喜ばれると思ったのに——ジャンゴは急に怖い顔になって、私の前にしゃがみ込んで言い聞かせるようにささやいたのだ。

「お嬢様、どうか……二度とそのお話はしちゃいけねえ。この世にまだ無い出来事を語るのが許されているのは――聖女様と教会だけだ」



「この世にまだ無い出来事を語る」「聖女様と、教会」――。


その言葉を聞いて私の頭の中に突然、見知らぬ世界の記憶が流れ込んできたのだ。

現代日本で触れられる様々な物語たち、見たこともないはずのそれが大好きだったという記憶。


「ニーヴお嬢様! 大丈夫ですか、お顔が真っ青だ……!」


(――ニーヴ、ですって!? その名前……私がやってたゲームの悪役令嬢の名前じゃない!)



私はニーヴ・キャラハン、成金貴族と揶揄されるキャラハン家の一人娘。ゲームの中では教会の一番の敵になっていて、「金儲けの豚」とまで呼ばれた家だった。

揶揄してくるのは教会や昔からの貴族たちだけど、「でも、血筋や生まれなんて努力してもどうにもならない事よりも金さえあれば何かができる方が希望だとは思わんかね?」なんてのたまうキャラハン家当主である父・ロシェックはそんな揶揄に抵抗を感じている様子はなかった。


ニーヴはそんな家の一人娘として蝶よ花よと我儘放題に育ち、最後には「人々を言葉で惑わし弾圧されて狂ってしまう」悪役令嬢――。


それが、私が知っている乙女ゲーム『百花繚乱カデンツァ』に出てくるニーヴについての情報だった。


そして……ゲームの設定の中で「この世界にまだない」世界を唯一語れる聖女こそが――ヒロインだったのだ。ニーヴは虚言をまき散らして聖女の足を引っ張って処刑されてしまうのだけど、……よく考えればそんなの、『正しい未来を伝えることのできる聖女』の言葉を補強するために殺されたようなものじゃない。


ニーヴの中にいると気づいた【私】は、この世界の事と共に、ただのしがないOLだった過去をうっすらと思い出していた。

漫画もアニメも好きだし、映画も舞台も好き。物語に触れることを愛していたし、物語を書くのも好き――だが、それを誰かに見せることはほとんどなかったけれど。

ただ、自分は「物語」に生かされて過去の人生を送っていたことだけは確かに思い出していた。そしてこのゲーム『百花繚乱カデンツァ』も、私の愛した作品の一つだった。

恋愛要素ももちろんだけど、国を動かしたり、世界を変えたり――ストーリーに夢中になったのだ。

毎朝早起きして、仕事に行く前にプレイして帰って来てまたプレイして……同僚がヨガとかやってる出勤前の時間に、朝活乙女ゲーするくらいには夢中でプレイしていたのだ。


だからこそ、わかってしまう……私はこれから、この『全ての物語』がストーリーによって禁止された世界、自分の心を救う一切から離れて生きるしかない事を……私は7歳の時点で知ってしまったのだった。


バタフライエフェクト、という言葉がある。些細なことだと思われていたことがめぐりめぐって大きな渦を巻き起こす……そんな意味。私はこの作品世界を愛しているからこそ、ニーヴとして生を受けてしまったからには、もう二度と「物語」には触れないで生きていく以外ないと思って大人しくしていたのだ。


ヒロインとニーヴは同い年、破滅が起きるのは19歳の頃。作品世界を壊さず、このあこがれた世界で生きられる時間を楽しみに生きればいいと思っていたのだけど――私はいつしかこう考えるようになったのだ――19歳でどうせ破滅するのなら、19歳まで……好き勝手生きたってかまわないだろ、と。





(物語、が禁じられていても、……本はあるのよね!)


成金貴族の一人娘、好きに使える金額は大きい。たとえそれがこの世界ではすでに起きた「歴史」をまとめた話だとしても、私からしたら知らない世界には変わりない。しばらくは『フィクション』に触れるのは難しいかもしれないけれど、本は本だ。

推しの作品を物語が始まるまでは自由に生きていてもいいはず、そう思って私は書店から書店、図書館から図書館を渡り歩く「歴史書」ジャンキーとなっていた。娘の突然の変わりように驚いていた両親も、私が17歳になった今では、娘はこの国一番の歴史学者を目指すのだと応援してくれるようになっていた。


ただ、何度も何度も色んな「歴史書」を読んでいると、

「飽きる、のよね……」

机の上に山と積まれた本の中に埋もれながら、思わずため息交じりにつぶやいてしまう。つらいOL時代と違って仕事にも行かず、貯金の事も気にせず、好きなだけ本を読んでいていいって生活にいながら何を、とも言われそうだけど……素直に飽きてしまう。だって全部の本が、同じ物語をなぞっているんだもの。

小さな国の歴史は一続きだし、「カデンツァ」の世界は聖女伝説がはじまったところからの歴史しか用意してくれなかったようだ。最初の聖女が現れて世界を作って、それからはもう……何年に誰が何をした、の繰り返し。確かにわくわくするところだってあるけれど、大きな歴史の流れは何度も何度も、子供向けから大人向けまで歴史書を読み倒してしまえば頭の中に入ってしまう。ついでに言えば、私は聖女がこの世界に現れてからの「歴史」も知っているわけで。


それでも少しでも違う「何か」があるかも、と期待し、求めるオタクの行動力は大したもので、私は少しでも違うかたちで記述された世界を求めて国中の本屋をめぐるうちに、だんだん治安の悪い通りにひっそりとたたずむような古本屋にも足を延ばすようになったのだ。


馬車から馬車を乗り付いでいくけれど、そのうち馬も御者もおびえて向かってくれなくなる通り。この国の「掃き溜め」と呼ばれるその路地の名はエレボスと言った。昼間だというのにうっすらと暗く、通り抜ける風すら生ぬるい。

一応顔を隠し、服も庶民の服に着替えているけれど……どう考えても、成金とはいえ貴族の令嬢が足を踏み入れていいような場所ではないことは確かだった。


「おや、お嬢さん……今日も来たのか」


ぼろ布を被った老婆が、しわがれた声でずるずるとその布を引きずりながら不気味に近寄ってくる。こちらに向け、差し出してくる手は震えている。一見すると何か怪しい薬の中毒症状にも見える――。


そんな彼女に、私はニッコリ笑って返すのだ。


「ええ、ごきげんよう! 今日も売っていただけるかしら? あなたの作ったお守りを」


お金の入った小さな巾着を彼女に手渡すと、布の奥で照れくさそうに彼女は笑って、小さなガラス細工にうっすらと魔力が込められた小さなお守りを私に手渡してくれたのだ。光を浴びてきらきらと光る細工に、思わず目をすがめて微笑んでいると、気づけばアッという間に人に囲まれていた。


「お嬢さん、いらっしゃい! 今日はオレ、万年筆を仕入れたんだ! 異国からの輸入品だよ! あんた欲しいって言ってくれたよな!」

「あんた、この前たまに肩がこるって言ってただろう? この薬草はためしたかい?」


掃き溜め、なんてそんなひどい言葉で、一体誰が最初に呼んだのかしら? 

決して裕福ではないけれど、彼らは――いろいろな理由で元いた土地を追い出されたり、本人にはどうしようもない理不尽な理由で差別的な扱いを受けている人々だった。


「本屋を探しているの。どんな小さな本屋でも構わないわ。教えて下さらないかしら」

はじめて出会った時、わざわざ暗い通りにやってきてかたっぱしから人々に声をかけてそんなことを言った私を、彼らは面白がって受け入れてくれたのだった。それから、屋敷の中にいるだけじゃあ知ることのできなかったいろいろなことを教えてもらったし、異国の手仕事や、国の中では出回りにくい輸入品なんかを見せてもらって、彼らのその技術や能力に圧倒されるばかりだった。


屋敷の外に出て、自分だけの力で少しずつ商品や言葉のやり取りを通してこのコミュニティでの居場所を得られたのが嬉しくて。ココにいる人達に還元したいと父親の財産で『施し』をしようとしたら――彼らはうっすらとした落胆と敵意をその顔に浮かべたのだ。


お金と商品のやり取りならば対等だ。価値を交換しあっているだけだ。そして私が彼らに受け入れられたのは、そもそも街の中ではエレボス通りの彼らが手に入れたものがどんなに良い商品でも、エレボス通りから来た人間が手配したもの、で価値を低く見積もる商人ばかりの中で、私があくまで商品だけを見て判断していたから、だった。彼らは、自分たちの仕事に対して正しく支払われた金銭に、誇りを持っていたのだった。


すぐに自分の非礼を謝罪した私を、彼らはもう一度受け入れてくれた。



そうして私は気づくとこの通りの人々と顔見知りになり、なんだか仲良くなっていたのだった。

仲良くなることで、本を専門に取り扱っている店でなくとも、この前古道具屋に本が並んでいたのを見た、だとか、私が興味を持ちそうな情報を教えてもらえるようになったのだ。

そして、ほとんどの人間は私が誰だかなんて興味を持たなかったけれど、中には顔を見ただけで私が誰か理解する人間もこの通りにいた。

彼らに顔が伝わっている――父の事業が「ホワイト」な所だけでお金が動いているわけではないことを、そんな経験を経て知ったのだ。……知ってなお、ショックも軽蔑もなかったけれど。


私は自分を囲む人々から、ありがたく万年筆を買わせてもらって、薬草も分けてもらったのだ。こうして来たところで本について何か知ることができるのは毎回あるわけではないから、こんなものかと思っていたところで……そっとこんな言葉を耳打ちされる。


「そういえばアンタ、ニュクス通りの本屋は知ってるのかい? 古道具屋の二階が本屋になっているんだが。」

「なんですって!? 初めて知りました……」

「……あんたが欲しがってるものが、きっとあるよ」


こそこそとささやいたのは万年筆を売ってくれた青年だ。彼の意味深なささやきに私はどういうことだかわからないまま、ゆっくりうなずきながらお礼を言っていた。





(……よーし、ここね……)


言われてたどり着いたニュクス通り。……ここも、エレボス通りとは似たような雰囲気をたたえていた。でもエレボスよりも更に人が少なくて、通りに連なる店はまるで廃墟のようにひっそりとしている。


エレボスもそうだけど、こんなところに一人でやって来ているのが両親にバレたら卒倒されるのが目に浮かぶ。それでも、「本」を、「物語」を求める気持ちは止められないのだ。


(……19歳でどうせ破滅、っていうのが……この気持ちに関係してないとは言い切れない気もするけれど、)


青年に言われた古道具屋、その横にひっそりと2階に繋がる外階段があった。私は頭に巻いたスカーフをぎゅっと巻き直すと、その階段をのぼっていく――。


「……わあ……!」


今にも朽ちそうな外装と裏腹に、現れたのはまるで王都の図書館のような、静謐で本に満ちた空間だった。本棚にたくさんの本が並んでいる中で、思いっきり深呼吸をしてみる。古い紙が放つ、埃と不思議に甘いような香りを感じる。

カウンターには誰もいない。まあいい、と私は棚の一つ一つを眺め始める。


『光魔法とその実演』『野菜の長期保存』『第四次イラクサ戦争においての英雄ヴァレの功績』……ん?


妙な並びだ、魔術書の隣に、キッチンにでもおいてありそうな野菜の図解入りの本、その隣にはさんざん見た戦争についての話……違和感がある。

何より奇妙なのは、

「第四次イラクサ戦争……英雄ヴァレはこの時代には死んでいるはずだけど……?」

本を手に取りながらぽつりと独り言をつぶやくと、誰もいないと思ったカウンターの向こうからがったん!と大きな音が響いて私は小さく悲鳴を上げる。

そろそろとカウンターの方に近づいて、囁いてみる。


「……ねえ、あの……お店の方がいらっしゃるのかしら? 作業の途中でしたら申し訳ないのだけれど……」


その言葉と共に、もう一度ガタン!と大きな音がする。

淡いベージュの頭が見えたと思えば、ゆっくりとそれがカウンター越しに上がってきて、大きな丸眼鏡をかけた顔が私の方を見返していた。

そばかすの散った顔と、おどおどとした表情は、性別すらも覆い隠していた。


「はっ…はいッ……何か御用、でしょうか……!」

震える声の高さで、相手がおそらく男性だということだけは分かった。私は彼をこれ以上おびえさせないように、できるだけ優しいトーンで囁いた。


「あの……ごめんなさいね、この本について……私の勉強不足でしたら申し訳ないのだけれど、第四次イラクサ戦争の時、英雄ヴァレはすでに亡くなっていたのが定説じゃあないかしら……?」


まあ、答えは分かっていた。こういう本はたまにあるのだ。創作ではなく、言い伝えが地域によって違う等で少しのずれが発生することが。きっと今回も以前のように「所説あるのが歴史」だとか言われるのだと思っていたのだけれど、カウンターの向こうの表情はみるみる血の気を失っていった。


「あ、ああ、あ……あ、あの……通報、通報しないでください!!!!」


面食らっている私に、彼は必死に頭を下げながら何もかもを洗いざらい吐き出し始めた。


「こ、これ……僕わかってたんです禁制の品だって! でもあの、どうしてもおいて欲しいって言われてて……悪いことしてるってわかってたんです、あの、でも、ああ……どうか通報はしないで……」


自滅するように言葉を紡ぐ彼の叫びは半分以上耳に入らなくなっていた。




「いるんだ……この世界にも、物語が、……フィクションが読みたい人がいるんだ……」


禁じられていても、人間は物語を求めるのだ――。なんだかその事実に、私は一人感動してしまっていた。


「……この世界で、私は一人じゃなかったのね……」


この国で禁じられていることが、この世界で禁じられているわけじゃあない。そんな当たり前の事も、私は忘れてしまっていたのだ――。

物語を求める自由と欲求は、誰しもが当たり前のように持つものなのだ。物語を人々は求めるのだ、希望と共に――。


「……この作品は、どうやってここのお店までやってきたの?」

表情を変えずに聞くと、やはり彼は当たり前のように素直に返してくる。

「え、ぇあ、あの……密輸、です……こっそり、持ってきて……」

「やるわ」

「え?」


カウンター越しの青年が、ぽかんとした顔で見つめてくるのに、挑戦的な笑顔で返す。


「……やるわよ、私も……物語の密輸を!!」

だが希望に満ちて大声で宣言した瞬間――突然ドアを蹴破るように店に飛び込んできた人影が、私の腕を押さえつけるように勢いよく掴んだ――。

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