第24話 緊急事態!

そして地下3階に到着。 オークを探すぞ! そしてオークを倒してオーク肉GET! だ! そして焼き肉だ!


意気揚々と3階を探索していく。 しかし出会う魔物は ゴブリン スライム コボルト ばっかり。 スノーがそいつらをフリッカージャブでバンバン倒していく。


「ええぃ!! オークは何処だ!! 焼き肉は何処だ!!」


苛立ちだした俺は怒声と共にそんな事を口走っている。


「翔真様、もうすでに呼び方がオークから焼き肉に変わっていますね。 確かに焼き肉食べたいです」


「やっぱり焼き肉は炭火焼きだよね。ガスコンロは邪道だよ邪道!」


「藍音、それは焼き肉屋さんに喧嘩売ってるぞ。全国の焼き肉屋さんに謝れ」


「ごめんなさいwww」


「謝る気まるで皆無www」



そんなオークにとっては脅威な会話をしながらオークを探して3階を探索していく。




" 焼き肉は炭火焼き一択! それ以外は認めない! "


" ワイは拘り無し! 食べれればそれでよし。 "


" そんな話聞いてたら焼き肉食べたくなったわwww 葱塩タン食べたい "


" 私はカルビ! ハラミも捨てがたい! "



暫く探索していくと


「おっ! やっと肉見つけたぞ! 狩るぞ皆!」


「お~っ! 私のDスライサーが火を吹くよ!」


「もうオークじゃ無くて肉になってます……」


オークの群れを見つけた俺達は目をギラギラさせた状態で武器を構えて群れに突っ込んでいく。


群れに突っ込んだ俺は警棒型スタンガンをオークの口の中に叩き込む。 100万ボルトの電気がオークの中を駆け巡る。 オークは電気に耐えられず即死した。 よっし!先ずは肉1匹GET! 


藍音の廻りを飛び回るDスライサーがオークの首を的確に跳ねていく。 藍音の頭の中は炭火焼き焼き肉で一杯みたいだ。 だってオークを見ながら涎垂らしてるもん。


そんなカオスな状況の中、スノーだけは冷静にオークに打撃を与えて倒していく。 俺と藍音に若干引きながら。



" バーサーカーがおる "


" 藍音ちゃん、涎!涎! きちゃない! "


" 美人の涎! ありがとうございます! "


" スノーちゃんだけ冷静に見えるのは俺だけ? "


" 主と助手がとち狂っとるwww 肉の魔力ヤバすぎwww "





オークの群れを殲滅した俺達。 


さぁ早速解体タイムだ! 一番美味しい部位を貰っていくぜ! あっ、ちゃんと魔石は回収するよ勿論。


部位を回収しようとした時、俺はある事に気付いた。


あれ? オークの群れ(死骸達)の真ん中に何か居ないか?


俺はその " 何か " に近付いた。


……コボルトだ。 しかも傷だらけの。 しかもまんまポメラニアン。


何かヤバくねこいつ。 息絶え絶えになってる。 今にも死にそうだ。


「あ、貴方は! 翔真様! このコボルトは私の部隊に居たコボルトです! 酷い傷! このままでは死んでしまいます! どうかこのコボルトをお助け下さいませ!」


スノーが必死になって俺に訴えてきた。


スノーの知り合いなら助けないといけないな。


俺は頷き、傷だらけのコボルトを抱き抱えて転移クリスタルまで全力疾走する。


その場で傷をポーションで治したら?と思うだろ?


" ANSWER " ……それは無理。


だってそのポーションが無いんだから仕方がない。 だからギルド迄戻ってポーションを購入して治そうと思う。


藍音とスノーも俺の後を全力で着いてきた。藍音は両腕にオーク肉を抱えた状態で。


死ぬなよスノーの知り合いのコボルト!


必ず助けてやるからな!




" 緊急事態! 緊急事態! "


" 今すぐギルドに急行せよ! "


" スノーちゃんの知り合いのコボルトを何としても助けるんだ主! "


" 主が滅茶苦茶カッケー! "





ここまで読んで頂きありがとうございますm(__)m


面白いと思われたら★評価 🖤 コメント レビュー等を頂けたら今後の励みになります。


今後とも拙作を宜しくお願い致しますm(__)m






  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る