なんだろ?このタイトルからは想像できない壮大な物語は!

まず最初に、長々と楽しませていただきましてありがとうございました。
序盤はなんとなくふーんって感じでテンポに任せて軽快に読み進めていました。
途中からなにやら話が大きくなり始め、引き込まれ、期待が膨らんで続きが気になる!
主人公自体がアホみたいに強くなるような安易な展開で無いので戦闘シーンにスリルがあってヨシ。
巨大化ロボット魔法の絨毯となんでもありの混沌状態がまた面白い。
単純な恋愛劇でもないし、かといって要素が弱いわけでもない絶妙なちりばめ方に感心するばかりです。
史実や神話、宗教観をごちゃまぜにしつつまとめるバランス感覚は見習いたいと感じ、はっきり言って嫉妬しちゃいます。
ラストバトルもきれいにまとめてあるし、ラスト後の終末夫婦生活も尊くて良き。
謎のご都合主義で醒めるなんてポイントはほぼ見られません。
和尚の存在だけ個人的にマイナスポイントだけど、アレはアレで必要キャラだなぁとも思っています(マイナスはあくまで好みの話)
40万文字を超える超大作でしたがだらだらしたところがなく心地よい読了感に感謝です!