美しくも残酷な月との純愛

読み終えたときに胸にあったこの感情をなんとい呼べばいいのか。
ルナ計画。今回の二人のほかにも、きっと多くの別れの物語があるのだろう。
「人類の未来のために」
拍手されることのなのだろうか。ぼくらは拍手するべきなのだろうか。
なにかが心にひっかかったままその瞬間はやってくる。
彼女は犠牲なのか。それとも英雄なのか。
形が変わっても変わらないもの。失ってもなくならないもの。
変わったからこそ見えてくる変わらないものとは。
ハッピーエンドなのに割り切れない、感情をぐちゃぐちゃにしてくるラブストーリー。