第3話 ここまでが僕たちのプロローグ
僕が、差し出した手を、二宮さんが握ると歩き出した。
「僕、1つ疑問なんですけど」
「何かしら?」
「僕たちの、通ってる〇〇高校で〇〇学園じゃないですよね?」
「?まぁ、そうね」
「なのに、なんで二宮さんは学園1の美少女って、言われてるんだろう?と思い」
「それもそうね、今までどうでも良すぎて、疑問を持たなかったわ」
「なら、調べて見ますか」
◇◇◇
「どうでした?」
「簡単に言うと、エレベーター式か、そうではないか、らしいです」
「なるほど?」
「知恵の袋に、難しい説明があったんですけど何を言ってるのか理解出来なくて・・・すいません」
「ふふ、いいわよ、それよりも今日は、家に泊まるんでしょう?」
「そうしたいんだけど、泊まる道具とか無いし明日からでいいかな?」
「なら今から、取りに行きましょう?」
「いいの?遅くなるけど、家の人は心配しない?」
そこで、二宮さんは少し遠い目をしながら
「私、あの家で1人なの・・・」
「これは、聞いていいのかな?お父さんは、家に帰ってこないの?お母さんは?」
「お父さんは会社が忙しくて、殆ど帰ってこないわ、お母さんは7年前に亡くなったわ」
そこで、涙を流す二宮さん
「ご、ごめん、今日は一緒に居ようか、僕も、帰っても誰も家に居ないから」
そう言いながら、僕は二宮さんとハグをする。
すると、二宮さんは鼻声で
「暖かい、久しぶりに、人の温もりを感じたわ」
と言っていた。
「弱ってる所に、ごめんなさいだけど僕、二宮さんを支えるよ、だから付き合って欲しい、悲しみを、楽しさを、辛さを、僕と二宮さん2人で分け合いしようよ、二宮さんが辛い時は僕が今みたいに支えるからさ」
多分この告白は、二宮さんを悲しませたくないと思ったから、声に出してしまったのではと思っている。
そこで、涙が溢れてしまった二宮さん。
「私も、影春君・・・いや
「こちらこそよろしく、二宮さん・・・いや
これからも、僕たちには辛いことや悲しい事が待っていると思う、だけど僕と朱里なら2人で乗り越えられると信じてる。
僕は、心の中で朱里を命に変えても守ると誓うのだった。
ここまでが、僕の、僕たちのプロローグだ。
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あとがき
すいません、学園と学校の違いは自分で調べて下さい
作者には説明が難しいです
ちなみにまだ続きますので安心をって書いてるんですけど先を何も考えてません
あんなに伸びるとはビックリでその場のノリであらすじにも書き足したんですけどね
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