Inspire in sky high

「ふんふんふーん♪いい天気いいバイク、1人でも楽しけりゃぁ〜♪」

 意味の分からない即興の歌を口ずさみながら眼鏡の少女が、二輪車型古代異装で風に揺れる緑の大地に通った遥か続く道を進んでいた。と

 何か物体が上空に突如出現する...急いで望遠鏡を取り出し、レンズに収めていると....

「....っ?はえぇっ!?バイクさん....!空から女の子が!このままでは地面に打ち付けられてぇ.....!」

 と思うも束の間、羽が広がって落下速度が落ちる

「うお...大丈夫そうだわ....というかさっきのでかいのは一体?....もしかして良いもの見ちゃった?しかぁもなんだかロマンじゃん?ところであの人どこ行くのかな....!あっしも行こかぁ待っちくり〜!」

 眼鏡の少女は好奇心の赴くままに、アクセルを強く捻った。

 ぼひゅん!

「って、うぉおう...!エンジン止まったぁ!」

雨が上がったような湿った草原を、さぁぁぁと風が撫でた....。

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