太陽と月

砂浜に2つ、伸びる影。海面は鏡のように僕の顔をはっきりと映した。隣の君は水平線を眺めている。遠くの夕日が役目を終えて海に沈む。それを眺める僕らの背を、美しい満月が睨みつけていた。月も嫉妬深いな。そんな心配、僕らに必要ないのに。彼女の手に優しく触れる。君は驚いたように僕を見て、僕らは笑顔で顔を合わせた。その様子を、今度は羨ましそうに月が眺めていた。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る