第44話 VSワルキューレ(過去①)

話は少し遡る。


俺はこの間神代や神9と話した事を参考にある場所を訪れていた。


アマテラスの葬儀の後…俺の話を聞いていた神代たちの顔色が変わった。


やはり神9には女特有の弱点がある。


俺は兎…そこを忘れちゃいけない。


だから『相手が嫌がる所をつく』


女ならでは弱さ…そこをつく武器が欲しい。


そして…それを突く最大の武器に実は心当たりがある。


◆◆◆


最低最悪のアダルト映像メーカー『ユアシャーク』


明日香や麗の事を考えると余り関係を持ちたくないが、どうしても気になる事があった。


それは『意識がある状態で体の自由を奪ったAV』がある。


明日香や麗に話を聞いたら…これはトリックでもなんでも無く…ガスを吸わされ自由を奪われた状態だったそうだ。


そして80人にレイプされた後でも体は動かなかった。


そんな物が存在する。


『使わない話は無い』


これは俺だけの武器にしたい。


ただ、場合によっては神9に使う切り札。


だから、神代を通さずに手に入れたい。


頼ったのは『キング&ノーブルニートクラブ』俺のスポンサーだ。


代表の立花さんに連絡をとった所『ユアシャーク』はもう無くなってしまったが、その残党数人がこっそりと『バルバルバル』という会社で規模を小さくして活動しているようだ。


生き残る為だ、仕方がない。


そう思い、紹介状を貰い、バルバルバルの会社を訪れた。


「私がバルバルバルの杉山だが?! ガキが何かようか? まぁ立花さんの紹介だ…話は聞いてやる」


ああっゲスそうな顔をしている。


奥で高校生位の女の子5人が犯されている。


男は20人位は居る…


「いや、俺は仕事で殺しをしているんだが、そちらのAVに『意識がある状態で体の自由を奪ったAV』があった。あれも本物なんだろう? もしあるなら譲ってくれないか?」


「ああっ、あんたあれが欲しいのか? 売ってやっても良いが1本1千万な…ただ効き目は保証するぜ、しかも飲み薬でも注射でも無くガス状なんだ…ほら」


奥に居る男優がマスクをつけガスを放った。


その瞬間、女子高生はまるで糸が切れたマリオネットの様に動かなくなった。


口から涎を垂らし…動いてない。


思った以上に凄い。


「解った、それを買おう」


「景気が良いね~なんなら、あの女も抱いていくか? サービスだ」


「いや、それより、商品をみたい」


「解った…せっかちだな…それで何本買う気なんだ」


「今回は3本…だが近日中に全部買う」


「凄いな…」


そのまま、倉庫兼金庫に案内された。


◆◆◆


金庫みたいな部屋には、そのガスの様な物が30本以上あった。


「それじゃ今回は3本、3千万な…残り30本は3億何時までに払える」


此処には杉山しかいない。


此奴らは明日香や麗の仇でもある。


俺が金を使うと神代にバレる可能性もあるんだよな。


まぁ3千万は持ってきてある。


「はい3千万…あとは1週間以内で良いかな?」



「構わない…それでこれについて教えて下さい」


「ああっ、これな…医者の弱みを握って作らせた物だぜ、麻酔に使う筋弛緩剤用のガスを強化した物だ…まぁ、効果はさっき見た通りだ。

本来は全身麻酔とかに使う奴だが…改良品は動けないだけで意識がしっかりあるんだ…スゲーだろう? 大体時間にして6時間位はいける。目から涙を流しながら、体がぶっ壊れていっても何も出来ない女を犯しまくるのは最高だぜ…」


聞いた事がある。


此処のAVメーカーのせいで人工肛門になった女もいると聞いた。


嘘ではないだろう。


さてと…此奴らは明日香と麗の仇でもある…


「杉山さん…」


「どうした? 値引きは…うぐっうおぉぉぉぉぉぉー」


「死んでください」


只のゲス…これさえ手に入れば要らない。


明日香と麗の仇だからな。


口を押さえ腹を切り裂いた。


楽に殺す必要は無い。


杉山を殺した後は早速、このガスをこっそり使い、動けなくしてこの会社の人間を皆殺しにした。


ちゃんと覆面をして見られないように…


問題は女子高生だが…流石に殺すのは可哀そうだ…顔を見られていないから大丈夫だろう。


まぁ目の前で人が殺されていく姿を見て恐怖を感じるだろうが、犯されて再起不能より良いだろう。


仇もとれたし…良い物も手に入って…うんラッキーだ。


◆◆◆


今回の場合は神代ではなく立花に事の顛末を依頼しないとならない。


まぁ立花を通してだが神代に依頼は行く可能性がある。


だから、俺の事を黙って置いて貰う必要がある。


俺は、今回の顛末を話した。


「あはははっ、殺しちゃったんだ!良いよ、良いよ別にあそこが無くなっても困らないから...だけど、僕たちはネオニートだから、面白い事を探していてね…気が向いたらで良いんだけど…殺しが見たいんだ…それで直接じゃなくて良いから欲しいんだよね…」


なんだか嫌な気がする。


「何がです…」


「スナッフフィルム…神代主催の大会は基本撮影不可だし、俺達レベルじゃ国内戦しか見れないから…こう手元に残せる物が欲しいんだ、勿論、約束してくれるなら今回の件は君の名前が出ないように処理して…別に億単位のボーナスも出すよ…どうだい?」


「期間は約束しませんけど…引き受けました」


どうせ、また殺しをするんだから…まぁ動画位良いか。


「うんうん、ありがとうね」


秘密兵器も手に入ったし…これ位仕方がないか…










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