第17話 V CLOWN①


叔父さんを家に送って十数時間、もうすぐ大会、V CLOWNが開催される。


「さて、そろそろ時間かな?二人とも大丈夫そう?」


「配信準備はできてるよ!」

「私もオッケーです!」


「それじゃ、公式チャンネル見ながらどんな反応か見るとしますかね」


◆───公式チャンネル



「今まで2回ほど開催してきたV CLOWN!最強のVTuberを決めるEPEX大会を今ここに開催します!第三回 V CLOWN開始ぃ!」


『うぉぉぉぉぉぉ!!!!』

『いやぁいつ見ても熱量がすげぇ』

『今回は誰が勝つかな?』


「まずは紹介!やべぇやつしか揃ってない!朝霧率いる優勝候補!チーム名、最強への道しるべ!」


『やっぱ優勝候補はこいつらだよなぁ』

『強すぎんだろ』

『名前いいね!』


「続いてはV COOL一期生を引き連れて打倒 朝霧を目指す無道 蘭が率いるチーム!チーム名 無の道に永遠咲く花!」


『雅のインパクト強すぎたけどそういえば一期生も出てたな』

『名前のセンス良すぎて誰が決めたか気になる』

『リスナー』

『センスよすぎワロタ』


「それじゃジャンジャン行っちゃうよー!!」


そういって十組以上の紹介が続いた。そして俺達の番が来た!


「続いて続いて!今回個人的に私がダークホースだと思ってるVTuber界隈の台風、春野 雅が率いるチーム、チーム名!三つの季節は嵐呼ぶ!」


『ワ〇ピースのパ〇クハザードか?』

『それ二つな』

『まぁ二つも三つも変わらん』


「それじゃあ、15分後に試合を始めますんで!各自配信頑張ってくださいね!では、しばしお待ちを~」


◆──雅 side


「おー!クオリティたけぇ!」


「僕たちの紹介カッコよかったね!」


「朝霧さん倒せるといいなぁ」


「まーまー、そんなことはあとで考えればいいのよ。倒すことも大事だけど一応大会だしね」


「そうだよ蜜柑ちゃん!」


「そうですね!頑張りましょう!」


色々と雑談をしていると運営からそろそろ始まるとの報告が入った。


「さて、そろそろ行こうか」


「「はい!」」


「優勝目指すぞぉ!」


「「おぉぉぉぉ!!!」」


『頑張れ!』

『勝てよ!』

『ジャイアントキリングなるか?』


そしてキャラ選択画面でネブモクジアを選び決められた場所へ降りる。


何回言ったか分かんないけど一応聞いておこう。

「物資貯まった?」


「アタッチメント、回復ともに完璧です!」

「私も!」


「それじゃあ優勝候補、狙わせてもらいますか」


そういって俺たちは朝霧チームへ向かっていく。

「いた。ジアドームは俺たちが攻撃しかけてから発動しよう」


「分かった!」


「よしいくぞ!卯ノ花さん100カット!ドーム展開して!」


「発動したから僕もネブラントのウルトで攻めるね!」


「外逃げた外!どっちか追って!」


「ごめんやられたけど相討ちで持ってった!」


「蜜柑ちゃん万葉起こして!俺が引き付ける!」


「今起こしてます!」


「卯ノ花さん殺った殺った!!残り誰!」


「あと朝霧さん!外にいる!」


「私追いま…え?」


「え、他敵いた!?」


「雅さん…これ、無道先輩たちです!クレーバースナイパー持ってます!朝霧さん殺られました!」


『優勝候補脱落、雅チームも回復できず漁夫か…』

『こっれは無理だな』

『キツくね?』


「退く退く!ごめん蜜柑ちゃん多分バナー拾えない!」


「あ、先輩そっちに悠久先輩行ってます!」


「チッ…ごめーーん!」


画面には部隊全滅の文字。


「14位か…これ結構キツいぞ」


「すみませーん!足音すらしてなかったのに…」


ちょっと大会で納めていい強さじゃない人多すぎんだろ!



結局一位は無道先輩によりかっさらわれ第一試合の勝者は無道先輩達となった。


「これどうする?今まで朝霧さんたち狙ってたけど先輩達の強さもまぁまぁヤバイんだけど」


「漁夫警戒するにも足音すら聞こえない…」


「それって僕たちより早く来て待機してるってこと?」


「相手にモーバいたからクレーバーすぐ拾えたんだろうな」


「朝霧さん達も警戒しつつ先輩達も警戒。ちょっと厳しいかもな…頑張ろう」


「うん、頑張ろうね!」


まだ第一試合だが波乱の大会となりそうだった


◆───あとがき


新作書きたくなってきたのでしばらくこの作品の投稿を休止いたします。

この作品の話のネタ、というかこの話の後の構成を作れるほど構成練ってないのにここまで書いたことに結構後悔しております。


少しお時間はかかりますが少々お待ちください


嘘です、ちゃんと連載します



新作ではないんですけどラブコメ投稿してます。良かったら見てみてください


「屋上で告白されてた飯を食ってない美少女にひねくれ男子な俺が飯を作ってやったら」

https://kakuyomu.jp/works/16817330654922777490













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