第40話 う・み☆

今日はみんなで海に行く日です!


色々あったけど、今日はみんなと思いっきり楽しむことにした。


今は学校前で待ち合わせ!


「早く来すぎちゃった…」


「詩、おはよう」


「焚翔先輩、おはようございます!」


「…」


「先輩?」


「なんで"先輩"なんだよ」


「え??」


「先輩呼びするなら返事しないからな」


「それはやだ!」


「じゃあちゃんと呼んで!」


「焚翔、おはよう!」


「おはよう」


私が焚翔呼びすると嬉しそうに笑ってた。


「これからは絶対、先輩呼びすんなよ?」


「学校でも?」


「学校でも!」


「わかった!」


「約束だからな」


「うん!それにしても、焚翔早いね来るの」


「詩だったらきっともう来てるんだろうなって思って来たら、居た」


「私の事分かってくれてるね!」


「お前のことだったらなんでも分かる」


「ありがとう?」


「なんで疑問形なの?」


「なんとなく?」


そんな話をしているとみんなが集まってきた。


「「おはようございます。」」


「由莉、吉川先輩。おはようございます!」


「蒼也兄さんと咲枝はまだですか?」


「うん、でも時間までまだあるし!」


それから10分後、水元先輩と咲枝が合流して海へと向かった。


「海だー!!」


「水元先輩、元気ですね。」


「あいつは子供みたいなとこあるからな」


「じゃあ、私も!」


「え?」


「水元せんぱーーーい!!私も行くー!!」


そう言って私は焚翔を置いて水元先輩のあとを追いかけた。


「ちょっ、詩!」


慌てた焚翔が追いかけてきた。


「んー?なぁに?」


「転んだら危ないだろ」


そう言って焚翔は私の手を繋いで波打ち際を歩くことになった


水元先輩は、はしゃぎすぎてすでにずぶ濡れになっていた。


「水元先輩、どうやって帰るんだろうね?」


「ほっとけば勝手に乾くだろ」


「じゃあ、私も…」


「足だけならな」


「うん、着替え無いし!」


「ところで、この前の話なんだけど。」


「この前?」


「夏休みに俺ん家に泊まらないかって」


「あ、その話ね!」


「いつがいいかとかある?」


「んー…今のところはいつでも大丈夫だけど、焚翔のお母さんの都合に合わせるよ!」


「そうだなぁ…」


焚翔は何時がいいかと悩んでいたが、ふと私はあることを思いついた。


「あ、ねぇ!夏休みさ。みんなでまたどこかに出かけない?お泊まりは難しいから日帰りでどっか!」


「そうだな。それも楽しそうだな」


「じゃあ、みんなにも話して今から相談しようよ!」


「おう」


みんなに声をかけて、その話をすることにした。


「ってことなんだけど、夏休みのみんなの予定聞きたい!」


「そうですね…私は悠斗さんと勉強会の予定があるくらいです。」


「僕も。由莉との予定だけですね」


「俺はいつでも暇だからな☆」


「私は部活があるけど後半くらいからは大丈夫だよ!」


「じゃあ、後半のどこかで遊びに行こうよ!」


「そうですね!どこに行きましょうか?」


私たちは水元先輩の服が乾くまで夏休みの計画をして、乾いたらお昼ご飯を食べに行くことになった。





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