　「お姉ちゃん何してるんですか？？」

「弟はもう何もしなくてもいいのよ」

「？？」

ど言うこと？？あとなんで縛られている？？

　「私はずっと弟が、大切だった。誰よりも」

「・・・お姉ちゃん」

「だから本当はずっとこうして居たかった。誰よりも貴方を私だけのものにしたかった」

「・・・っ」

　「貴方は勉強も出来ないし、運動神経も悪い。」

「・・・」

「けど、良いところは一杯してる。優しくして、誰よりも真剣な真面目な貴方をお姉ちゃんは一番愛してる」

「・・・」

「だからね、貴方を私だけにする。貴方は何もしなくて良い。私が一生養うから」

「お姉ちゃん、俺ってそんなに馬鹿かな？？」

「えっ？？勇者？？」

　「俺は、確かに他の人より馬鹿かも知れないし、ダメダメかも知らない。けど俺は頑張れる力を持っている」

「勇者？？」

「お姉ちゃん、ごめんね。俺はまだ頑張りたいだから、離して」

「勇者が、そんな自分を、自分をそんなふうに言うなんて」

姉にとって弟は守る存在で自分が守ってあげないと思う存在でもあった。

　だからこれは姉にとって今までの自分たちの関係を否定するような言葉に聞こえている

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