タイムトラベル


「50年後に、この場所で会おう!」

 関係者が見守るなか、教授は自らが作り上げたタイムマシンに乗り込むと、本当に消えてしまった。

 それ以来、私たちは毎年、無駄な出費を強いられている。

 この老朽化した研究所を50年間、維持し続けるために。

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