第2話 チュートリアル 

 「チュートリアルに入ります。」

 その一言で視界が戻った。

キャラクターはまだ変更されていないが声は空から聞こえた。


「種族は、チュートリアルの終わりで決めます。」と考えたことに答えられた。


 辺りを見渡すと現実では見たことないほどの広い草原の真ん中に立っていて小型のモンスターが数匹いた。


 「まず、このゲームは、プレイヤースキル(PS)がとても重要で考えて動かないとすぐにやられてしまいます。また、剣術などのスキルは、あくまでも補助であるためスキル以外は、ほぼほぼ変わりません。初期の装備を選んでください。」


 と言われた後、色々な武器が出てきた。ただ俺は、ロマンのため刀を選んだ。


 CLOの舞台は中世のヨーロッパが主で和の文化があまりないはず、西洋で東洋文化の物である刀を使うのは面白いだろう。


 大剣や、双剣もいいが今後自分で作ったりすればいいだけだ。全てを一度にやらなくてもいい。


選び終わると

「それでは、実践です。相手も攻撃したり、逃げたりします。いくら倒してもレベルは上がりませんのでご注意を。さらにここには、モンスターや魔物以外いません。

やめたくなったらウィンドウを開きチュートリアル終了を押して下さい。

 制限時間は、3時間です。」

 との事なので移動しながらモンスターたちを狩ることにした。


 最初に戦うことにしたのは、ツノの生えたウサギだった。鑑定を使おうとしたが『なので使用できません。』と表示されたのでそのまま戦闘に入った。


 うさぎは、こちらがた近づくと走ってきて首元に向かって飛んできた。


 急だったが元々俺は動体視力と反射神経がよがったのがあり余裕を持ってよけれて、刀で横一線に切るとポリゴンとかして消えていった。


 久々の感覚で興奮してしまいどんどん色々と倒しながら奥へ奥へと移動していた。


あまりに興奮しすぎて「ここどこだ?」と最終的になってしまった。


 つまり迷子というわけだ。


 やばい何にも考えてなかった。久々のVRでテンション上がりすぎた。まあやり込み過ぎてどっかのゲームでしまくっていたから久々の狩で楽しくなりすぎた。


 モンスターの気配が周りにないしついでにもうちょっと奥行ってみるかと思い奥へ向かった。


 向かいながら残りどのくらい時間があるか分からなかったから確認すると20分切っていて後少しで15分になるところだった。




 残り1分のところでアナウンスが

「そろそろ時間になります。転移を始めるので動かないでください。」

 と言われたので大人より大きいイノシシとの遊びをやめて、またの下を通って後ろに周り後ろに振り向く首を縦切りで叩き切った。


 動きを止めるとちょうど

「それでは、チュートリアルでの行動を踏まえて種族を決めさせていただきます。

 ステータスにポイントを振る際にスキルを1つ習得できるので考えてください。

 それでは改めて楽しんでください。」

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