7/27 ガンダム水星の魔女感想
ガンダム水星の魔女、最終話まで見終わりました。
感想を一口に言えば、面白くなかったです。というより正直に言うと、わけが分からなかった。まったくストーリーのていを成していない、ように俺には見える。盛り上がりもなく、キャラもいけ好かない奴ばかりで、何を楽しめばいいのか分からない。
全体を通して強く感じたことは、とにかく「ちゃんと話し合えよ!!」。
キャラがぜんぜん大事なことを話し合わない。すれちがう。それで状況がどんどん悪化していく。その様子を見せつけられるのが、端的に言ってひたすらストレスでした。
実際チュチュが途中で「話し合え」って喝を入れるけど、それもすれ違いに終わってしまう。
それで結局、話し合いでは物事は解決しない。最終的に母親を止めたのは、エリィを人質にとったスレッタの暴力であり、企業売却というミオリネの経済的暴力であり、そのシチュエーションを作ったのは惑星間レーザーの暴力なわけで、暴力最高ー! いやそれでいいんか?
あと、一番致命的だと思ったのは、あの世界、「楽しそうじゃない」。
学園生活とか全く楽しそうじゃない。株式会社ガンダムでの仕事とか全然ワクワクしない。生きていてみんな辛そう。そんな演出で世界の危機が起きても、「いや……滅びればええやん、こんな世界……」としか思わない。
同様に、スレッタとミオリネの恋愛も、よくわからなかった。
特にミオリネ、一体いつのまにスレッタのこと好きになったの? あのふたりが楽しそうにしてるとこ見たことないんだけど……なんか、最初から最後までずっと気まずそうで……だから百合恋愛を主軸とも見れなかった。
結局、これはなんの話だったのか?
群像劇として見るにはキャラに魅力が無さすぎだし、政治劇として見るには陳腐だし、恋愛ものと見るには恋してないし、学園ものと見るには学園つまんなそうだし、ヒーローものとみるにはカタルシスが無さすぎる。楽しむ要素が何も見いだせなかった。
めいっぱいいろんな要素を詰め込んだのかな……でも詰め込んだ全てが上滑りしていて、なにひとつ有効に機能してなかったな……という感じでした。以上、ガンダム水星の魔女、感想でした。
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