第37話 夏の合宿 内緒話
一輝の心の声「まずい、早く逃げなきゃ!!」
一輝は焦りまくった。
そうこうしてるうちに扉のドアが開き始めた。
すると突然後ろから引っ張られた。
一輝を隠すように飯野先輩の前に立った。
そこには岡本先輩がいた。
岡本先輩「お疲れ様です、岡本先輩」
飯野先輩「うい、おつかれ。それにしても今日の島崎はウケたな笑」
岡本先輩「そうすっね。監督のビンタが強烈でした」
飯野先輩「まじそれな、じゃ俺自販機でジュース買ってくるわ。岡本もくるか?」
岡本先輩「俺は結構です。奢りならいきます」
飯野先輩「へっかわいい奴め、まあ一杯くらいなら奢ってやる」
岡本先輩「まじすか!あざす!!」
2人は自販機に向かった。
その2人を見送ってそそくさと自分の部屋に戻った。
自分の部屋に戻るとドキドキがとまらなかった。
とんでもない場面に遭遇したと思ったのだ。
部屋には全員いた。
敦「一輝、どうした?そんなに息切らして」
一輝は急いでみんなのいる和室に駆け足で向かった。
一輝「実は...」
事の状況を4人+聞いてるか分からない鴨川に話した。
伊沼「まじか...種美先輩やべー奴やんか」
井宮「あまり関わらない方がいいね」
渋谷「あんまり目立つと俺らが危ないよ」
伊沼「それもそうだな。下手に動かない方が...」
敦が切り込むように話した。
敦「俺は許せないね!!そんな卑怯な奴なんかラグビーをやる資格ない!!!」
一輝「まあ、落ち着いて。僕も今回のことは気にしてないから。それに岡本先輩に助けられたんだ」
敦「そうなのか?それは良かった。とりあえず他の先輩にも助けを求めた方がよさそうだな」
一輝「そうだね、とりあえず岡本先輩に相談してみる」
するとインターホンがなった。
一輝が扉を開けるとジュースを抱えた岡本先輩がいた。
5人「お、お疲れ様です岡本先輩!!!」
岡本先輩「おう、おつかれ。ほれ皆のジュース」
5人「あ、ありがとうございます!!!」
岡本先輩「いいってことよ。お前ら今日、頑張ったもんな」
岡本先輩が続けて「一輝、今日の事は気にしなくていいよ。いずれ守道先輩とかが叱責するから」
一輝「ほんとですか?ありがとうございます!」
岡本先輩「それとなんで種美先輩の部屋の前にいたんだ?」
一輝が同じように状況を説明した。
岡本先輩「そうか、そんな酷いことをしてたんだな。とりあえず俺らじゃ対処できないから村雨キャプテンに相談してみるよ。今日はひとまずお疲れ様会だな」
5人「光栄です!!!」
更にインターホンが鳴った。
扉を開けると2年の先輩がいた。
羽宮先輩「ういーす、おつかれ」
城戸兄弟先輩「お邪魔するよん」
斎藤「おつかれ、一輝はいるか?」
ぞろぞろと部屋に入ってきて狭苦しいほどになった。
岡本先輩「ういっすー、とりま1年お疲れ様会開こうや」
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