第29話「天翔ける星の煌めき」

 七夕の夜。


「笹の葉サラサラ~♪」

「のきばにゆれる~♪」


 とある小高い丘の上で、童謡が響く。

 今日は年に一度、織姫と彦星が会える、謂わば逢瀬の日だ。年一回のセッ○スなんて、レスもいい所である。

 まぁ、そうなった原因は彼ら自身にあり、そもそも世の中の人間は、七夕に対してそんな生々しいイメージを持ってはいないだろうが。

 蜂紋はちあや親子も、その一例。二人は毎年、七夕になると思い出の詰まったここに来て、星空を眺めているのだ。今年は実兄である龍馬が帰って来ているので三人で来たかったのだが、彼は以前黄泉市で起きた大災害で無理をし過ぎたせいで入院中である為、仕方なく何時も通り二人で来ている。

 それでも、楽しい物は楽しい。親子水入らずで天体観測をするこの日は、母子家庭で育った未乘にとって一番の楽しみである。


「お星様キラキラ~♪」

「きんぎん……えっ?」


 しかし、不幸という物は、唐突にやって来る。例えそれが、天文学的数値であろうとも。



 ――――――キィイイイイイン!



「な、何アレ!?」


 天の川を引き裂いて、青白い流星が降って来る。

 だが、何かがおかしい。白銀の尾を引いて空を行く様は美しいが、流石にアレ・・は近過ぎるだろう。流れ星というより、彗星だ。


『キャォオオオオオッ!』


 そして、ソレ・・は舞い降りた。一見するとグリフォンを思わせる姿をしているが、全身を覆い尽くす金属質な鱗によって、より鋭利かつ無機質な印象を見る者に与える。何より翼の形状がおかしい。ヤツデの葉を括り付けたような生え方をしており、羽ばたいたとしても揚力は得られないだろう。

 しかし、翼の先端や腰部のノズルから高速で噴出される青白い粒子によって、飛行を可能としているようだった。まるで戦闘機である。

 否、そんな事はどうでも良い。


「………………」

「おかあさん!」


 何せ、剥がれ落ちたと思われる羽毛の雨あられと、本体が着陸する際に発生した衝撃波により、未乘の母は粉微塵となったのだから。彼女としては身を挺して娘を守れたから本望だろうが、当の未乘としてはトラウマ待った無しだ。


『クゥェアアアアアッ!』


 さらに、怪物は母親を殺しておきながら、その死体には目もくれず、巻き込まれて焼け死んだ他の獣を根こそぎ食い荒らして、再び夜空へと帰ってしまった。


 ……それが、二週間前の話。


 ◆◆◆◆◆◆


 本日吉日、今日この日。


「おかあさんのかたき、うってください」


 峠高校の屋上に珍客が訪れていた。ながれ 龍馬たつまの妹、蜂紋はちあや 未乘みのりである。何処で噂を聞いたか知らないが、しっかりと手紙を携え、説子の案内で屋上を訪れた。これが意味する事を理解出来ない歳でもないだろう。

 文字通り、未乘は復讐に来たのだ。殺された母の仇討ちである。


「よーし、良い度胸だ! 遠慮なくぶち殺してやろう!」

「ひっ……!」

「止めんか、大人気ない」「あ痛っ!?」


 完全に出鼻を挫かれたけど、何時もの里桜だから仕方ない。


「……っ、うわさは、きいてます! でも、ほんきです! せっかくみんないっしょになれたのに、それをうばったあいつ、あのおとこ・・・・・とおなじくらいゆるせない!」

「………………」


 だが、覚悟自体は完了しているようだ。後は里桜がどう料理するか決めるだけ。


『ビバッ!』


 と、そこで待ったが掛かる。ビバルディが手を上げたのだ。


「ビバくん……これは、こどものあそびじゃないんだよ?」

『ビバルディッ!』


 未乘がお前が言うなとしか思えない発言で窘めるが、聞き入れる様子はない。普段から仲の良い彼女を、里桜の魔手から守ろうと必死なのだろう。


『ビババビバンビッ!』

「あ、ちょっと……!?」


 終いには、未乘の手を無理矢理引っ張って行ってしまった。可愛い。


「……で、どうするよ?」

好きにしたら・・・・・・?」

「………………」


 里桜の返しに、説子は黙って背を向ける。


「精々頑張ってね、お姉ちゃん・・・・・


 見送る里桜の顔は、とても愉しそうに歪んでいた。


 ◆◆◆◆◆◆


 所変わって、黄泉市きせんしの郊外、塞翁町さいおうちょう


「確かに、この辺りで謎の不審火や、奇妙な流星が目撃されていますね。それに夜中に爆音が響いたりなんて情報も」

「そりゃあ怖いっスねぇ先輩。私、怖くてお股が濡れちゃいそう♪」

「……露骨に誘うの止めてくんない? 子供が見てるでしょうが!」

「『じぃー』」


 鳴女、富雄、未乘、ビバルディの三人と一匹が、お手々を繋いで歩いていた。遠目に見れば年若い親子に見えるが、冷静に観察すると妙ちきりんな集団である。

 何故こうなったのかと言うと、呑み込む以外はからきしなぬいぐるみであるビバルディだけで情報収集をするのは無理があった為、そういう事に長けた富雄(と鳴女)に頼んだのだ。餅は餅屋に持って行けて、偉いねェ~♪

 それはそれとして、


「グリフォンって日本の妖怪だっけ?」

「ギリシャの出身だし、妖怪じゃなくて幻獣だよ」

「なるへそー。……じゃあ、何で居るのさ?」

「他人の空似じゃない?」

「うむぅ……」


 問題は、何故に西洋の幻獣であるグリフォンっぽい何かが、日本の東北に降り立っているか、という事である。富雄の言う通り他人の空似なのかもしれないが、憶測だけで判断するのは危険だ。相手は妖怪なのだから。


「正体は分からないけど、目撃情報は夜に集中しているから、夜行性なのかもね」

「だったら、今で歩いている意味なくない?」

「活動が鈍っている内に探すのは鉄則だよ」

「なるほど……」


 ともかく、その怪物が降り立ちそうな場所をマークして、待ち構えなければ話にならない。そうした準備の意味も込めて昼間に出歩いている。幼い子供を連れている事も無関係ではないが。


「つーかさ、仇討ちは良いけど、死んでる母親はともかく、入院中のお兄ちゃんが知ったら心配するんじゃない?」

「……いまはまだめをさましてない」

「内臓をシェイクされたら、普通はそうなるわな」


 龍馬は今、意識不明の重体である。一般的な男子に比べれば頑強とは言え、常人がモンスターマシンに乗って唯で済む筈もなく、内臓に多大なダメージを負ってしまい、昏睡状態に陥ってしまったのだ。目を覚ますのは大分先か、あるいは二度と目覚めないだろう。


「ま、好きにしたら良いさ。私らには特に関係ないし。あくまでサービスだよ、サービス」

「………………」


 しかし、そんな事情など鳴女たちからしたら、どうでも良い事である。頼まれたから引き受けはしたけど、命の保証をする気は無い。所詮は他人事だ。


「ほんで? 大体どの辺りに現れそうなの?」

「……データによると、再建されたデルタ・コーポレーションの本社ビルを中心に、蚊取り線香のように餌場を移動しているみたいだね。見た目も鳥っぽいし、帰巣本能でもあるのかな?」

「あのビルも災難だなぁ……」


 折角直したのに、また壊されるかもしれない件について(笑)。


「あのビルに……!」


 遠目に見えるデルタ・コーポレーションの本社ビルを睨み付けながら、未乘が唸る。その表情は分かり易く怨念が籠っていた。


(流石にあそこでドンパチしたらマズいよね?)

(里桜さんはともかく、アイスさんがブチ怒ると思うなぁ……)


 鳴女は里桜に生殺与奪を握られている為、怒らせるような真似は出来ないし、そもそも少しだけ面識・・・・・・のある近所のガキ・・・・・・・・に命をかけてやるつもりはない。本社ビルは対象から除外して、次の狩場となる場所を決戦の地とすべきだろう。


「――――――とりあえず、ここから近くて、次に一番来そうな位置は……子取市ことりしの山中かな!」

「よし、そこへ行って、夜まで待とうか!」

「………………」『………………』


 あから様に論点を誤魔化そうとする富雄と鳴女を、未乘とビバルディは汚い物を見るような目で睨むと、


「ビバくん、ごー!」『ビバルディ~♪』

「「ああっ!」」


 あっという間に飛んで行ってしまった。小さな女の子をカエルのぬいぐるみが背に乗せて空を行く様は微笑ましいが、そんな事を言っている場合ではない。このままでは本社ビルがまた瓦礫の山になってしまう。


「逃げるなビーム!』

『あんむ!』

『食われたぁ!?』

『……ご苦労さん』


 だが、鳴女の目からビームはビバルディに食われ、彼を人型形態にさせるだけの結果に終わった。


『く、くそっ、追え追えぇーい!」

「不祥事になる前に消さないと!」


 本当に大人気ないな君たちは……。


 ◆◆◆◆◆◆


 そして、その日の夜、デルタ・コーポレーション本社ビルの屋上。


「………………」

『………………』


 未乘とビバルディは静かに佇んでいた。彼女らを追っていた、富雄と鳴女の姿は無い。あまりにもしつこいので、ビバルディが一時的に胃袋の中に幽閉したのである。そのまま消化してやらないだけ、まだ温情があるだろう。


(居ない……)


 見渡す限り、屋上に怪物の姿は無かった。何か高熱を帯びた物が降り立ったであろう痕跡は残っているものの、生活感その物は薄い気がする。

 しかし、あの怪物がここを拠点にしている事は間違い無いと言い切れる。あの夜に見た、金属質の羽毛が散らばっていたからだ。今は狩場に餌を求めて飛んで行っているのだろうか?

 だが、寝床にしているのだとしたら、何れは戻って来る。復讐は、その時に果たせば良い。無力故に自分で手を下せないのが残念な限りである。

 と、その時。



 ――――――キィイイイイイン!



「………………!」

『来たか……』


 ネオン光で下からぼうっと照らされた、妙に明るい夜空を切り裂いて、あの怪物が現れた。


『夜鷹みたいな顔してるな』


 襲撃ではなく帰還時である為、怪物の姿をより詳細に見る事が出来たのだが、やはりグリフォンよりも不気味な姿をしている。顔付が夜鷹そっくりで、その上蛇のような長い舌を持っているのだ。とても神々しさなど無い。東部に生えた鋭利で立派な二本角が、逆に浮いている。上半身に対して下半身があまりにも貧弱で、非常にバランスが悪かった。

 この生物は何なのだろうか?


『――――――「天狗」だよ』


 すると、何処からともなく、聞き覚えのある声が響いた。未乘とビバルディが驚いて振り返ると、そこには憮然とした表情の説子が立っていた。何時の間に駆け付けたのだろう。戦闘形態を取っている辺り、全てを見越した上でタイミングを計っていたのかもしれない。


『……って言うか、これ天狗なんだ?』

『ああ。「天狗」ってのは元々は中国の妖怪で、文字通り天を翔る狗・・・・・の事だからな。まぁ、こいつがイヌ科なのかと言われると分からんが……』


 「天狗」とは、鼻高々な山伏姿として有名な、あの日本三大妖怪の一柱である。

 しかし、起源その物は中国であり、天を狗のように駆け抜ける物=「流星」を具神化した存在だ。だから、遥か昔は火の尾を引く狗(というか狼)の姿で描かれていた事もある。それが後に日本へ渡ってきた際に、似たような立ち位置だった鴉の魔物と合わさり「烏天狗」となって、更に時代が進むと修験道の影響を受けて現代の姿になったのだという。

 ようするに、本来の天狗とは、現代で言うUFOの先駆けなのである。だので、歴史を遡れば遡る程、姿形のはっきりしない、現象のような物として描かれている。天狗火の伝承はその名残だ。

 少なくとも、目の前の天狗は非常に動物的なので、古い伝承の方の天狗かもしれない。

 つまり、こいつは話がまるで通じない、人を取って食う・・・・・・・タイプの妖怪・・・・・・という事である。人を食い物にする・・・・・・・・ような悪知恵が働く輩と違い、全力で襲い掛かってくるだろう。

 何せ向こうからしたら、こちらは留守中に棲み処に侵入した不届き者でしかないのだから。



◆『分類及び種族名称:煌星こうせい超獣=天狗』

◆『弱点:腹部』



『キュェアアアアアッ!』


 早速、天狗が襲い掛かって来た。一瞬だけ駆ける素振りを見せたかと思うと、翼と腰部から白銀の粒子を噴出して、一気に飛び込んでくる。ビバルディは未乘を抱えて、説子は一人で避けたものの、天狗はそのまま宙へ踊り出し、ホバリングしながら長い舌を無知の如く振るってきた。一発が未乘の頬を掠り、血を流す。


『キェアアアアォッ!』

『くっ!』「うわわ!?」


 それを見た天狗がニヤリと嘴の端を上げ、ビバルディと未乘に執拗な追撃を仕掛ける。獲物が二手に分かれているなら、弱い奴か足手纏いを抱えている方を狙うのが、戦場での鉄則だ。


『くそっ!』「うぅぅ……!」

『……言っておくけど、ボクは手伝わないぞ。自分の不始末は自分で付けろ』

『………………』「そんな……」


 その上、説子は駆け付けただけで、手出しをするつもりがないらしい。来た時から怒っていたようだし、本当にギリギリにしか助け舟を出さない気なのだろう。一体何が彼女をそこまで怒らせているかは知らないが、当てにならない物は仕方ない。


『――――――なら、こっちに来い!』「きゃあ!?」

『クェアアアアッ!』


 という事で、ビバルディは空へ逃げた。天狗もその後を追う。ビバルディは口から熱線を吐いて応戦するが、天狗はヒラリと交わしてしまい、当たる様子が全く無い。


『キュァッ! キェアァォッ! クァアアッ!』

『くっ……!』


 しかも、天狗の反撃は苛烈を極めた。翼の片方を槍や鎌のように変形したり、向きを互い違いにしてジェット噴射で高速回転しながら突っ込んできたり、熱した羽毛をミサイルの如く飛ばしたりと、生物と言うよりはロボットみたいな攻撃を仕掛けて来る。その変幻自在振りを見切るのは至難の業である。ビバルディは徐々に傷付き、回避が遅れ始める。


「ビバくん……」

『ごめん、未乘ちゃん』

「えっ? あっ……!」


 このままでは埒が明かないと判断したビバルディは――――――何と、未乘を呑み込んでしまった。流石に消化したりはしないだろうが、幼い少女にとってはトラウマでしかない。早く終わらせて、色々とフォローしなければ。


『食らえ!』

『キャォ!』


 自由の身となったビバルディが腕をL字に組んでビームを放つものの、急上昇した天狗に躱されてしまう。


『ギャヴォオオオオオオオオスッ!』

『ぐはっ!?』


 さらに、天狗は翼と腰部だけでなく、胸部や手足からも粒子を噴出し、天高く舞い上がったかと思うと一気に反転、ビバルディに隕石の如く体当たりをかました。隼より、ずっと速い。

 むろん、威力も相当に高く、デルタ・コーポレーション本社ビルは階数が半分になった。また修繕費が……。


『ギャギャォオオッ!』

『ぐがっ、がはぁっ!?』


 そして、ダイナミックに着地した後も天狗の攻め手は緩まず、翼の重心を移動する事で二足歩行となり、鋭い鉤爪の付いた前足で乱れ引っ掻き、最後は彼の頭を掴み、掌から粒子砲を撃った。その一撃でビバルディの顔は半分吹き飛び、完全に沈黙する。


「ああ……!」


 未乘はその様子を、ビバルディの視覚を通じて、腹の中の異空間で見たいる事しか出来なかった。


「こりゃあ死ぬかねぇ~?」

「どうだろう。だったら、その前に吐き出して欲しいんだけど。じゃないと、位相空間に閉じ込められちゃうかもしれないし」

「うわー、マジヤベェー。さっさと吐き出してくんないかなー、死ぬ前にさー」


 先客の鳴女と富雄は鼻糞を穿りながら観戦していたが。温度差(笑)。


『ギャヴォオオオ――――――』

『ゴヴァァアアアアアアアッ!』

『クァアアアッ!?』


 だが、止めを刺される前に説子が遂に参戦。不意の一撃で天狗を火炙りにした。その一発では死ななかったものの、爆炎を放射し続ける事で完全にローストしてしまった。


『クァァァ……!』


 夜鷹というより鴉のように丸焦げになった天狗が、断末魔の叫びを上げてくたばった。金属質の羽毛に覆われているのなら、硬いが熱には弱い。空を飛んでいる以上そこそこの熱耐性はあるのだろうが、説子の熱線を受け切れる程では無かったようだ。


「………………」


 天狗を始末した説子は、静かにビバルディへ歩み寄ると、



 ――――――バシャァアアアッ!



 自らの血液を彼にぶっ掛けた。


『うぁ……?』


 すると、ビバルディの顔はみるみる内に修復され、やがて目を覚ました。ただし血が足りてないのか、まだフラフラしている。


「……あいつら、出して」


 そんな彼に、説子は淡々と告げる。未乘たちを吐き出せ、という事だろう。ビバルディは元に戻りつつ、三人を解放した。


「ビバくん!」『ビバァ……』


 出て直ぐに、未乘はビバルディへ駆け寄り介抱する。その瞳からは大粒の涙を流し、顔は後悔に歪んでいた。


『到着したわ!』

「……未乘!」

「お、おにいちゃん……!」


 さらに、そこへお白様に跨った龍馬が登場。一応は歩けるようだが、明らかに顔色が悪く、今にも倒れてしまいそうだった。つい最近まで昏睡状態だったのだから当たり前だが。


「………………!」


 未乘は一人で突っ走った事を叱れると思い目を瞑った。


「無事で良かった。ゴメンな、苦しい思いさせて……」


 しかし、龍馬は文句一つ言わず、逆に自分の不甲斐なさを謝罪しながら、未乘を抱きしめた。


「わ、わたしこそ、ごめんなさい……うぅぅ……うわぁあああああん!」


 その優しさに、温かさに、未乘は思わず泣き出してしまった。目と言わず鼻と言わず、体液を垂れ流す、まさに号泣であった。


「甘い奴め。昔からそういう奴だよ、お前は……」


 そんな二人を、説子は複雑な表情で見遣る。


「……えーっと、とりあえず帰りますかねー」

「お邪魔しましたー」

『ほら、帰りますよ、ビバルディちゃん』

『ビバァ……』


 残る連中は居た堪れなくなり、そそくさと帰った。無人のビルに、未乘の泣き声だけが木霊し続ける……。


 ◆◆◆◆◆◆


 ――――――とある小高い丘の広場にて。


『アァァァ……』


 未乘の母の血がブチ撒けられた辺りで、ナニカが地中から這い出してきた。

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