独特なテンポのミステリー

なんかすごい独特なテンポの文章だなと思いました。キャラとキャラの言葉のキャッチボールが、いつも斜め上というか。作者さんの作風のようですが、少なくともこの作品に関しては、お話の仕掛けに合っていると思います。状況の把握がやや難しいのですが、ここら辺は構成的にある程度わざとやっていると思うし、最後まで読めば大体はちゃんと解ける作品だと思いました。展開がどうなるか終始予測できなかった。うーんなるほど。最初は前橋教授が一番異常に見えたんですけど……(教授もだいぶ異常か)

おにぎり? ああそんなのもあったなぁみたいな、銀杏(イチョウ)と言うよりは胃腸、臓物っぽい話ですね。(作中にイチョウの葉っぱが出て来たので上手い事言ったつもり)ただ、お題のおにぎりもオチに至るまでの描写として一役買ってるとこはある。