【詩】希望



掬い上げるのは

小さな光

ふわふわの

粒子が

零れ落ちないように

やさしく

触れる


両手いっぱいの

光は

互いに

ぶつかり

揺れて

忙しなく


壊れないように

無垢の心で囲った

指の隙間から

覗く

光は

たくましい

生命の源を予見させ

やがて

生まれる

命の産声が

聞こえる


その光こそが

僕の希望



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