第7話

硬直する青年、目の前に立ちふさがるナニカ

なんとも混沌とした状況を動かしたのは以外なことにリリアだった


「・・・ひさしぶりだねノッジ、今回は爺ちゃんのために協力するけど”あくまで”爺ちゃんのためだから勘違いしないでね」


そういい捨て青年の横を通り過ぎながらナニカは集合場所の方に向かう、向かう前に何度かこちらを振り向いたがあちらで待っていて欲しいと伝えれば何度も振り返っていたが最終的に一人で向かってくれた


そして暫くして、なんとか意識を取り戻したノッジ坊にずいっと顔を寄せられ囁かれる


「あー、爺さんまずは来てくれてありがとう、これで少しは安心できるよ」


「ただその、リリアの嬢ちゃんどうしたんだアレ」


「魔除け、らしいぞ」


「・・・・アレが?」


「うむ、若い衆が来ると聞いて絡まれたくないと言ってなぁ」


「・・・・・まぁ確かに絡まれはしないだろうがよぉ」


頭を掻きながらそういう目の前の青年を見ながら、なんとも申し訳ない気持ちになる


「すまんのぉ、何度も止めたんじゃがどうしてもとな・・・・」


「いや、爺さんのせいじゃねぇよそれに絡まれるのは事実だしなー」





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