制作裏話(Bルート)

「読めばわかるんじゃないですか。それらしい裏話なんて特にないですよ。思ったこととか知ってることとか全部書いてあって、それ以上でも以下でもない。それがこのシリーズです」

「正直、の報道を見てから、めちゃくちゃ病みましたね。事件発覚がちょうどテレワークの日だったんですが、もうその日はニュースサイト巡回してるだけで終わりました。その後、二日、仕事休みましたもん。しばらくしてから、久々に心療内科に通院する羽目になりました。精神的にヤバすぎて、カクヨムにもしばらく来られなかったです。まあ、ポケモンバイオレットにハマってた時はそれ以上の期間来てなかったんで、それだけじゃ大したこととは言えないですが」

「架空のエピソードもありますよ、勿論。脚色しなかったら、終わりますからね、僕の人生が。何でって、作中でも書いたじゃないですか。国家公務員法第100条。職務上知ることのできた秘密の漏洩。本当にぎりぎりのラインを攻めてますけどね」

「書かれていない部分、ボカしている部分があるので実際の出来事に到達できないとは思いますが、基本的に嘘は書いてないつもりです。あまりにも書き過ぎて、危なそうなところは、公開後に細かく修正入れてますが。自分の精神を安定させるために書き始めた作品で嘘書いたって仕方ないじゃないですか」

「全部架空という体になっている? それはそうでしょうよ。でも、Nが起こした事件がどれかなんて、読む人が読めばわかると思います。皆、本気で調べてないだけで、薄々、確かに何かそれっぽい事件あったな、と勘づいているはずです。この作品の紹介文にも書いたはずですが、ページビューが少ないことに救われているだけです。バズったら終わりですが、絶対にバズらないので大丈夫です。万が一バスったら、まあ、いくつかのヤバい章を非公開にして、後は雲隠れですかね。SNSも何もやってないんで、沈黙を保ち続ければ逃げ切れます」

「そんな心配するくらいならそもそも公開しなければ良かったのではないか、という意見もあるかもしれませんが、後悔はありません。カクヨムを始めた時点で、過去の黒歴史を全部公開しようと決めていたので、それが未来方向の時系列にまで伸びただけです。むしろ今は、『カフェ巡り』について書くために事前にカクヨムを始めていたとさえ思える、天の配剤、運命めいたものを感じています。不退転の覚悟で臨んでいます」

「後悔があるとすれば、『令和の実話系怪談』という大仰なタイトルですかね。『カフェ巡り』だけで一作品にして公開することも考えたんですけど。全くの別件で、AIに書かせた文章見てたら、考えようによっては滅茶苦茶怖いことに気づいてしまって。両方怖い話だから、怪談として一まとめにして公開してしまおう、と。でも、普通に生きてたら、そんなに怖いことばかり転がってないですからね。義務感で他の話も書き続けてますけど、ほとんど怪談じゃなくなって、エッセイに毛の生えたような代物か、業界の暴露話になってしまいました。架空のエピソードで埋めていいなら、もっと怖い展開にするんですけど」

「僕自身が読み返すと、端々に精神状態の危うい感じが出ていて、結構怖いです。メンタルやられてる時に執筆意欲が沸くタイプなんで、リアルと言えばリアルですね。今にも死んだりしそうですが、最近は(変な意味でなく)良い薬がありますし、社会的には結構大丈夫な感じですよ。仕事も週に何回か行けてますし、家族とも楽しく過ごしています。この間(2023年)のゴールデンウィークには、15年ぶりくらいにロックフェスに行きました。ね、しか行かないイベントでしょう?(笑)」

「『カフェ巡り』の続きは、できるだけ早く書きたいですけどね。書くことだけは決めてますけどね。どうしても、ちょっと……。S・Tに連絡する踏ん切りがつかないので。メールの文面考えるだけで休日が丸一日潰れたことあるんで、あえてもう何も考えないようにしてます」

「完結する前に制作裏話を公開したのは、もう、あまりにも架空の話だと主張しすぎて、僕自身がその欺瞞に少し耐えられなくなったからです。一話くらい本音を吐露するだけの章があっても許してもらえるでしょう。こんな話を好んで読む人はいないと思いますが、まあ、メンタルが不安定な人間の心情描写が一番怖いということで」

「今後、用意されているエピソードなんて一つもありません。ライブ感で書いてます。それらしい出来事があったら、不定期に更新します。時間だけはいっぱいあるので」

「読者に一つだけ伝えたいことがあるとすれば、犯罪行為は、それに関わった周囲の人間存在の精神を本当に蝕むので、避けられるなら絶対に避けてほしい、ということです。いきなりこんな綺麗事めいたことをこんな場所に書き記しても、誰の心にも刺さらなそうですが。現実は小説じゃないので。立ち直るにも何をするにも長い時間がかかります。軽々に道を踏み外さないでほしいですね」


             


 

  

 

    


  

 

 

 

 


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