あとがき

 最後までお読みいただき、ありがとうございます。


 なんとか「お題」をもとに物語をまとめることができたかと安堵しているが、今回は「お題」の件だけでなく、他にもこだわった点が有るということをお伝えしておきたい。

 注意深い読者の皆さんは既にお気付きだろうが、本作は各話どれも七百七十七字である。もちろん「まえがき」も、この「あとがき」も。端数はなんとかなるはずだ。その結果として、総文字数は、なんと……。

 私はパチンコをやらないので、「7狂い」ではない。単に、カクヨムにおもねっただけだ。

 カクヨム万歳。七周年おめでとう!

 読者諸氏の皆さんの言いたいことは分からないでもない。また淀川に裏切られた、淀川のボケチンが! ここまで読んだ貴重な時間を返しやがれ、おまえに読ませる短編はねえ! といったところだろう。

 しかし、これが私の作風なのであるから、あきらめて欲しい。「どんでん返し」とは、こういうものだ。読者の予想を裏切る、それこそがエンターテインメントお! なのだ。

 勿論、これを予想していた賢明な読者が存在していることも承知しているつもりだ。

 だが、やはり、しかし! そういうマウント気味の読者様の予想さえも裏切るのが真のエンタあ~ティナーなのである。今まさに、ここから、あなたの思い込みによる認識を大きくひっくり返してみせようではないか!

 これを読んでいる皆さんは何かお忘れではなかろうか。期待に胸を膨らませ、脳内にアドレナリンを過剰分泌させている場合ではない。

 読者が唸るほど緻密で、驚くほど巧みな仕掛けを開陳し、声が出るほど衝撃的で、鳥肌がたつほど感動する、そんな素敵な「大どんでん返し」!

 そう、つぼみを膨らませたまま、じっくりと時を待ち、気温が上がったところで一気に開花する桜のように、これから皆さ

(七百七十七字の制限文字数に達しましたので、ここで終了します。)


二〇二三年三月吉日 淀川 大


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